episode12 ページ12
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「さよなら〜」
やっと終わった補習
一世に電話しながら駅へと足を進める
廉「ちょ、待ってミナトちゃん、そのまま電車乗るつもり?」
「あ、ごめん、超無防備。」
つけ忘れたマスクと眼鏡
これだけでわからなくなるもんだから恐ろしい。
金「ミナトさんは最近どう〜?」
「んー、今ね、補習終わり。疲れた〜」
金「俺、明日なんだよね。」
「ふぁいとー」
金「相変わらず緩いなぁ」
「じゃあね、電車のるから切る。」
廉「ほんま仲ええなぁ」
「んなこと……あるか、ふふ」
隣で笑う帽子を深く被った永瀬くん
存在自体が輝いていて
やっぱりイケメンスーパー俳優だなぁ、なんてひとりで考える
「永瀬くん、今年の体育祭は私、行けそうだよ。
色々撮影もあるし日焼けだけは絶対に嫌だけどね……」
廉「この仕事上、そうやなぁ。今年は俺も行けるよ。」
こうゆう仕事上、あまり行事には参加できない
小学校の時は日焼け止めを親に塗りたくられて
友達に不思議そうな目で見られたのを覚えている。
「文化祭も、多分行ける。」
廉「おー、凄い。俺も実は行けそうなんよ。」
彼は嬉しそうに頬を緩ませる。
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作者名:かいとん | 作成日時:2021年9月24日 0時