テスト終了!事件遭遇! ページ9
「くっそーー!」
「新一、ゴチです」
中間テストが終わり、テストも全て帰ってきた。
テストの点は僅差ながら綱吉の勝利。
綱吉が勝ったら、新一が自販機の中で一番高いココア、それと昼食のハンバーガーを奢る。
という賭けをしていた為、新一は悔しがりながら自販機に向かった。
「甘〜い、美味し〜い」
「うわっムカつく」
もう五月だというのに最近、かなり冷える。
ホットの飲み物はとても美味しいだろう。新一もホットのブラックコーヒーを買った。
「テストも終わったし、今度遊ぼうぜ」
「新一と出かけると99.9%の確率で事件に巻き込まれるのでパス」
「ひでっ」
事実だから仕方がない。
「犯人は貴方だ!」
新一がビシィッと指を差す。
指された人は冷や汗を流しながら証拠を見せろと言う。
新一は待ってましたと証拠をゆっくりと、無邪気な子供の様な顔をして、並べ立てる。
(何でこんなのに巻き込まれるかなぁ)
先程まで新一と、普通に帰っていたのだが。
並盛にいた頃よりも悲鳴を聞く回数が増えた気がする。
帝丹は普通の街な筈じゃなかったか。
「貴方が修二さんを!!」
泣きながら叫ぶのは被害者の婚約者らしい。
ぼろぼろと大粒の涙が零れ落ち、メイクはぐちゃぐちゃだ。
綱吉はぼーっとその様子を眺めていた。
その場に居て、実際に見ているのに、どうしてもドラマなどを見ている気分にしかなれない。
(何かモヤモヤする…あの女の人から、嫌な予感が…)
新一に全てを暴かれ、犯人は警察に連れて行かれた。
新一は得意気にいつの間にか集まっていた報道陣の取材を受ける。
その後、新一はハンカチを取り出して被害者の婚約者に話しかけた。
新一にとってはただの親切心なのだろう。
(あーーーダメだ、これは)
漸くわかった違和感の正体。
綱吉は超直感に頼らずとも、彼女の次の行動が予測できた。
彼女から、新一はお礼の言葉を言われる事を期待したのだろう。
けれど彼女は、全く逆の事をしたのだ。
「え……」
頬を思い切り引っ叩かれたのだ。
「修二さんが!人が死んだっていうのに何ヘラヘラしているの!?勝手にマスコミにベラベラ喋って!最低!!」
新一はぽかんと口を開けて頬を抑えた。
叩かれた事をまだ理解できてないという様子だ。
「探偵?推理ショー?馬鹿じゃないの!」
彼女は足音を大きく立てて去っていった。
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暁月臨(プロフ) - ゑ、、、、、、!?終わり、、、??!!え、お願いします!!続きをどうか、、、、、!!!!!! (8月8日 14時) (レス) @page50 id: 59dc159e7e (このIDを非表示/違反報告)
namikazeminato2(プロフ) - かなり設定が好きなので続いてくれると嬉しい (2021年7月24日 11時) (レス) id: 1dcca53fd9 (このIDを非表示/違反報告)
姫野 - 終わり・・??つ!づ!き! (2021年1月23日 13時) (レス) id: dff9124b0b (このIDを非表示/違反報告)
wayu0112(プロフ) - 続きはどこですか?! (2019年8月9日 20時) (レス) id: bed71cde77 (このIDを非表示/違反報告)
深海(プロフ) - 好みドンピシャでした…続きは無いのでしょうか。 (2019年7月25日 14時) (レス) id: e74652a353 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Yuyua x他1人 | 作成日時:2016年5月30日 7時