メイク ア フレンド ページ45
「まあ、俺から押しかけてるんで質問答えられるのはなんでも答えるよ。さあどうぞ」
綱吉と快斗は机を挟んで向かい合わせに座っていた。
快斗はそのIQの頭をフル回転させて考えた。
(こいつなんなんだ?さっきこいつが言ってた事が真実だとしたら帝丹校生で俺と同い年。じゃあ聞くべきことは?なんだ?)
「お前の、目的は?」
「まあそう来るよね…では早速」
綱吉は急に立ち上がったかと思えば、いきなり快斗を殴り飛ばした。
快斗の優れた反射神経でも避けられない程速く、全く色を見せずに殴ってきた。
「……は?」
快斗は起こったことを暫く理解できなかった。
ジンジン痛み出した頬から漸く自分が殴られたことに気がついた。
「ふぅ、スッキリ。いやあ俺の宝物のお守り踏まれたから絶対殴るって決めてたんだよね。一番の目的はこれ」
綱吉は鞄から袋に包んだ保冷剤を取り出して、布で巻いて快斗の頬に当てた。
「多分腫れると思うけど、すぐ治るよ」
快斗の頭はオーバーヒートしていた。
(あれ俺こいつに殴られ、え、痛いし、え、何
なんで殴っできた奴に俺手当てされてんの?しかも手馴れてるし、え?何?何この状況?)
ポーカーフェイスはとっくのとうに崩れ去り、ただただ驚くだけだった。
_______
「で、他に質問は?」
綱吉の言う通り真っ赤に腫れた頬を抑えながら快斗は綱吉を睨んでいた。
「さっき一番の目的は、って言ってたけど、その他の目的は?」
「……あーその…えっと……」
綱吉は少し頬を赤らめて、もじもじしだした。
(え、何この女子にやられたら絶対勘違いしちゃうやつ、男にやられても全然ときめかねぇ!)
「黒羽君、急に言われて困ると思うけど……」
ごくり、快斗は唾を飲み込んだ。
「俺と友達になってください!!!」
「は????」
_______
正直言って、綱吉の目的は快斗を殴ること、ただひとつだけだった。
自分でふらふら超直感頼りに歩いてればそのうち快斗の家に辿り着いただろう。
けれど流石に何の情報もなく行き、そして何日かかるか分からないのは不安だった。
そのため、綱吉は【死神】を頼ったのだ。
「怪盗キッドの情報教えてください」
『急にかけてきたと思ったら何だそのくだらねぇ話』
そう、リボーンである。
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暁月臨(プロフ) - ゑ、、、、、、!?終わり、、、??!!え、お願いします!!続きをどうか、、、、、!!!!!! (8月8日 14時) (レス) @page50 id: 59dc159e7e (このIDを非表示/違反報告)
namikazeminato2(プロフ) - かなり設定が好きなので続いてくれると嬉しい (2021年7月24日 11時) (レス) id: 1dcca53fd9 (このIDを非表示/違反報告)
姫野 - 終わり・・??つ!づ!き! (2021年1月23日 13時) (レス) id: dff9124b0b (このIDを非表示/違反報告)
wayu0112(プロフ) - 続きはどこですか?! (2019年8月9日 20時) (レス) id: bed71cde77 (このIDを非表示/違反報告)
深海(プロフ) - 好みドンピシャでした…続きは無いのでしょうか。 (2019年7月25日 14時) (レス) id: e74652a353 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Yuyua x他1人 | 作成日時:2016年5月30日 7時