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たこ焼きと俺と電話 ページ32

ジョギングを終えて家に帰り、丁度昼ごろなので昼食にすることにした。

何にしようか、と考えていると物置部屋に以前リボーンが何故か送ってきたたこ焼き器があるのを思い出した。

服部に聞くと、お礼に焼くと言ってくれたのでたこ焼きにした。


「わあ、流石うまいなあ」


服部はくるりと回すのがお店の人のように上手だ。

ぽんぽんと簡単そうに回すので、綱吉も挑戦してみた。

が、生まれながらの不器用さで、すぐに断念した。


「召し上がれ!」


「いっただっきまーす!」


あつあつのたこ焼きに手を伸ばした、その瞬間、綱吉のスマホから初期設定のままのプルルルルという音が流れた。

画面を見ると、『リボーン』という表示が。

綱吉はスマホ片手に固まった。

出来たてあつあつのたこ焼き、走ってきて空腹の自分、鬼畜家庭教師からの電話。

順に見ていってじっくり考える。


「ごめん、電話出てくる」


身体に染み付いた恐怖か、なくなく電話に出ることにした。

もう数回コールが鳴っているため、立ち上がりながらも急いで出る。


「もしも……あー、はぁ」


服部に聞こえる距離からまだ抜け出していないので日本語で普通に出たが、御相手の方はお気に召さなかったらしい。

小走りで外に出た。


『リボーン、何?』


ドアをしっかりと閉めて、日本語から久しぶりに喋る異国の言葉に頭をチェンジする。


『及第点ってところだな』


綱吉は首を傾げた。

暫く考えていると、リボーンの方から言ってくれた。


『ポーカーフェイス、表情は変わらなくても俺の話で言葉が詰まるようじゃあまだまだだな』


『ちょっと待った何処から見てるの』


窓は空けてあるがカーテンは閉めてある、身体に盗聴器がついてる感じもしない。


となると……部屋の中か。


『ひ • み • つ ❤』


『即刻撤去する』


歴代最強超直感を舐めないで頂きたい。

超直感フル稼動して探せばすぐに見つかるだろう。


『1日では全部取れないだろうな』


『一体何個あるわけ!?』


綱吉はうなだれた。

これだから探偵は→←あまりに普通で



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暁月臨(プロフ) - ゑ、、、、、、!?終わり、、、??!!え、お願いします!!続きをどうか、、、、、!!!!!! (8月8日 14時) (レス) @page50 id: 59dc159e7e (このIDを非表示/違反報告)
namikazeminato2(プロフ) - かなり設定が好きなので続いてくれると嬉しい (2021年7月24日 11時) (レス) id: 1dcca53fd9 (このIDを非表示/違反報告)
姫野 - 終わり・・??つ!づ!き! (2021年1月23日 13時) (レス) id: dff9124b0b (このIDを非表示/違反報告)
wayu0112(プロフ) - 続きはどこですか?! (2019年8月9日 20時) (レス) id: bed71cde77 (このIDを非表示/違反報告)
深海(プロフ) - 好みドンピシャでした…続きは無いのでしょうか。 (2019年7月25日 14時) (レス) id: e74652a353 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Yuyua x他1人 | 作成日時:2016年5月30日 7時

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