考えすぎか ページ30
「お邪魔しまーす」
「あんまり綺麗じゃないけど……」
服部は綱吉に案内されて、まず高級マンションに住む綱吉に驚いた。
しかも最上階だ。
「あんた、どっかの御曹司とかちゃうよな？」
「一般家庭」
綱吉はこの返答に慣れている。
「紅茶とコーヒーどっちがいい？」
「コーヒー、ブラックで」
綱吉がキッチンに行ったのを確認して、服部は部屋を観察し始めた。
(物少ないな……俺が来るから隠した？)
いや真逆、と首を振る。
綱吉に泊まると言ったのはついさっきだ。
部屋にも一緒に入った。
(工藤、本当にこいつは怪しいんか？)
服部は新一に言われたことを思い出した。
『服部、ツナの家に泊まるなら部屋を見てきてくれないか』
『見るって、そりゃ泊まれば見たくなくても見るやろ』
『じゃなくて、観察、推理、とかそういうこと！アイツ、絶対何か隠してるんだ』
(けどなぁ、見れば見るほど普通の部屋。高級マンションってことを除けば)
何の変哲も無い普通の部屋だ。
まあ何かあるかも、と服部はまず、小さな棚から調べた。
棚の引き出しは３つ。
１断目には爪切りや絆創膏などが入っていた。
(救急セットやけに多いなぁ、よく怪我でもするんか？)
２段目には判子や家の鍵など。
銀行のカードまで入っていて不用心だと服部は心配した。
3段目は……鍵がかかっていた。
探してみたけれどその棚の鍵が見つからない。
(鍵かけるなんて預金通帳とかか？けどそれなら判子とかカードも一緒にいれるよな…)
『アイツ、絶対何か隠してるんだ』
(真逆、この中にーーーー？)
隠しているものが。
いやいや、考えすぎだ。
人に見せたく無いようなものなんて沢山ある。
鍵がかかっていたくらいで大袈裟だ、と服部はその考えを否定した。
「おまたせーって何やってんの？」
コーヒーを２つ持って綱吉がキッチンから出てきた。服部は慌てて引き出しから手を離す。
「あ、いやぁその、この写真友達か？」
咄嗟に棚の上の写真を掴んだ。
「うん、実家の方の街の友達」
「へえそうなんか……はは」
服部はなんとかごまかして、写真立てを棚の上に戻した。
「！」
「どうかした？服部君」
「あ、いや何でも」
服部は戻した瞬間に気づいた。
写真立ての裏側を見ると分かる。
(どうして写真が2枚……？)
あの写真立てには2枚の写真が入っていた。
(1枚は見せて、もう1枚は隠したいもの？)
考えすぎか、服部は溜息を吐いた。
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暁月臨(プロフ) - ゑ、、、、、、！？終わり、、、？？！！え、お願いします！！続きをどうか、、、、、！！！！！！ (8月8日 14時) (
レス) @page50 id: 59dc159e7e (このIDを非表示/違反報告)
namikazeminato2(プロフ) - かなり設定が好きなので続いてくれると嬉しい (2021年7月24日 11時) (レス) id: 1dcca53fd9 (このIDを非表示/違反報告)
姫野 - 終わり・・？？つ！づ！き！ (2021年1月23日 13時) (レス) id: dff9124b0b (このIDを非表示/違反報告)
wayu0112(プロフ) - 続きはどこですか？！ (2019年8月9日 20時) (レス) id: bed71cde77 (このIDを非表示/違反報告)
深海(プロフ) - 好みドンピシャでした…続きは無いのでしょうか。 (2019年7月25日 14時) (レス) id: e74652a353 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yuyua x他1人 | 作成日時：2016年5月30日 7時
