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映画が終わり…… ページ28

「「「面白かったあー!」」」


3人が嬉しそうに言った。


「あのシーン凄かったですよね!」


「歩美、ドキドキしちゃった!」


「びゅーんってなってドガーンってビックリしたぜ!」


各々感想を言い合っている。

話している内に博士が待っているハンバーガーショップに着いた。


「おぉ君たち!」


博士はハンバーガーを食べ終えたようで口にソースをつけていた。

綱吉ら子供たちに気づかれないようそっと自分の口元を指差した。

博士は少し頬を赤らめて紙ナプキンで拭った。


「映画は面白かったかね?」


「「「面白かった!!」」」


また3人が感想を言って博士はそれを聞いていた。




帰り、駐車場まで皆で歩いている時。

博士はコナンから離れてこっそり綱吉に話しかけた。


「事件は起こらなかったのかね?」


そんな心配にくすりと綱吉は笑ってしまう。


「まあぎりぎりですけど」


綱吉はにっと笑い、博士は首を傾げた。




博士の黄色いビートルの助手席に綱吉は座った。

後部座席は子供達四人が座っている。

綱吉はぼんやり窓の外を眺めていた。

横をすり抜けていく車、サイドミラーをなんとなく見ていると。



「えっなっ!!!はぁっ!?」



急に綱吉が声をあげ、皆がどうしたと驚いて聞いた。

綱吉は何でもないと慌てて言う。


(何で??!!!)


ビートルを抜き去っていった車に見覚えはない、が、乗っている人たちには見覚えがあった。


黒いボルサリーノを被った赤ん坊、ふわふわ茶髪や黒髪ポニーテールの2人の少女、そしてぐるぐる天然パーマの男の子中華服を着た女の子マフラーを巻いた男の子、という3人の子供たちだった。


運転しているのはまるで少女のように若々しいショートカットの女性だ。


(どういうメンバー!!!??)


決して偶然ではないだろう。


過ぎ去った後も、綱吉はサイドミラーや後ろをきょろきょろして挙動不審だった。





「ツナ、さっきなんであんなに変な様子だったんだ?」


皆が帰ってからコナンが聞いた。

綱吉は途中までコナンと帰り道が一緒だ。


「知り合い…にソックリな人たちが…うん、ソックリな人たち見ちゃって、ビックリしたんだ」


「???そうか」


(絶対嘘だろ)



コナンは流石に騙されなかった。

西から来る!!→←映画始まる5分前



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暁月臨(プロフ) - ゑ、、、、、、!?終わり、、、??!!え、お願いします!!続きをどうか、、、、、!!!!!! (8月8日 14時) (レス) @page50 id: 59dc159e7e (このIDを非表示/違反報告)
namikazeminato2(プロフ) - かなり設定が好きなので続いてくれると嬉しい (2021年7月24日 11時) (レス) id: 1dcca53fd9 (このIDを非表示/違反報告)
姫野 - 終わり・・??つ!づ!き! (2021年1月23日 13時) (レス) id: dff9124b0b (このIDを非表示/違反報告)
wayu0112(プロフ) - 続きはどこですか?! (2019年8月9日 20時) (レス) id: bed71cde77 (このIDを非表示/違反報告)
深海(プロフ) - 好みドンピシャでした…続きは無いのでしょうか。 (2019年7月25日 14時) (レス) id: e74652a353 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Yuyua x他1人 | 作成日時:2016年5月30日 7時

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