行ってください、綱吉さん ページ20
ユニと綱吉は、綱吉の家に帰ってきた。
迎えにもうすぐγが来る筈だ。
プルルルップルルルッ
綱吉のスマホが鳴った。
ユニの方を向けばコクリと頷く。
「もしもし」
「沢田君!!新一見てない!?トロピカルランドで別れて、それから、帰ってなくて、新一が、いなくて……!!」
一息で、焦ったように言う蘭。
新一を探して走ったのか息が切れていた。
「毛利さん、落ち着いて」
やっぱり。
新一に何かが起こったのだ。
蘭の焦った様子に、綱吉は申し訳なく思った。
「俺も探してみる、もう暗いから毛利さんは帰って」
「でも……」
「空手の有段者といえど、女の子が夜道にいたら危険だよ。君のお父さんに新一と俺が殺される」
蘭は渋々家に帰ると言って電話を切った。
「ユニ……その…」
干渉しない、約束だった。
また引き留められるのだろうか。
恐る恐るユニを見ると、ユニは.......
「行ってください、綱吉さん」
優しく笑っていた。
「良い…の……?」
「今のは毛利さんから来た電話で探しに行く事になったんです。沢田さんの力じゃありません」
「それに、工藤さんは綱吉さんの友達でしょう?探しに行って下さい」
そして、ユニは聞こえるか聞こえないかの小さな声で囁いた。
ーーーもう何処にいるかは分かっているでしょう?
綱吉はユニの額にキスを落とし、ユニも綱吉の頰に返した。
「ありがとう、ユニ」
綱吉は上着を羽織って外に出た。
γはすぐ来るだろうからユニは大丈夫だろう。
迷いもなく走り始めた。
行き先は、『新一の家』だ。
「鍵開いてるし……」
新一の家に着き、インターホンを押そうか迷ったが、居留守を使われそうなのでドアを開けた。
鍵が開いてるなんて不用心な。
玄関の靴を見る限り、新一と博士もいるみたいだ。
綱吉は足音を立てずに書斎に向かった。
そして扉を勢いよく開ける。
「っな!!」
「誰じゃ!」
二人の驚く様子は予想通り。
さあ新一は、とその姿に絶句した。
「ツナっ!?」
親友は、ついに
取り敢えず赤ん坊ではない事にホッとした。
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暁月臨(プロフ) - ゑ、、、、、、!?終わり、、、??!!え、お願いします!!続きをどうか、、、、、!!!!!! (8月8日 14時) (レス) @page50 id: 59dc159e7e (このIDを非表示/違反報告)
namikazeminato2(プロフ) - かなり設定が好きなので続いてくれると嬉しい (2021年7月24日 11時) (レス) id: 1dcca53fd9 (このIDを非表示/違反報告)
姫野 - 終わり・・??つ!づ!き! (2021年1月23日 13時) (レス) id: dff9124b0b (このIDを非表示/違反報告)
wayu0112(プロフ) - 続きはどこですか?! (2019年8月9日 20時) (レス) id: bed71cde77 (このIDを非表示/違反報告)
深海(プロフ) - 好みドンピシャでした…続きは無いのでしょうか。 (2019年7月25日 14時) (レス) id: e74652a353 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Yuyua x他1人 | 作成日時:2016年5月30日 7時