新一が死神なんだけどどうしよう ページ17
「私、ジェ、ジェットコースター?に乗ってみたいです」
「うーん…怖いよ?後悔しないでね」
「はい!」
長い列に並ぶのも遊園地の醍醐味だと思うが、まだ幼く、そして人混みに慣れていないユニを長時間立たせるのはなんとなく気が引ける。
なので座れそうな場所があったらハンカチを引いて座らせてやった。
漸く自分たちの番が来て、ジェットコースターに乗り込む。
綱吉達は一番後ろの座席だった。
「わくわくします!」
「そうだね」
はたして降りた後も同じ表情なのか。
綱吉はクスッと笑った。
「キャーー(≧∇≦)!!」
始めはキャーキャーと楽しそうだった。
が、何回か落ちたり急旋回を繰り返した辺りからユニの歓声は聞こえなくなった。
「「!!」」
暗闇に入った時、ユニと綱吉は悪寒に身を震わせた。
ユニは大丈夫かと、横を向くが暗くて顔が見えない。
「……?」
頰に何かが着いた気がして、指で触れて見ようとするが暗い為よくわからなかった。
暗闇を抜けると叫び声が響いた。
絶叫マシン特有の叫び声でなく、恐怖そのものの声だった。
前座席の人の隙間から、その叫びの原因が見えた。それは【首の無い人】だった。
「な……」
ごくりと唾を飲み込んで、手を見ると、指にべっとりと付いていたのは紅い血だった。
そんな事件に、【偶然】出会ってしまうなんて、まさか、とは思ったがそのまさかだった。
「やっぱり……新一」
まるで死神だーーー工藤新一を見て、綱吉は思わず鎌を持つ新一の姿を想像した。
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暁月臨(プロフ) - ゑ、、、、、、!?終わり、、、??!!え、お願いします!!続きをどうか、、、、、!!!!!! (8月8日 14時) (レス) @page50 id: 59dc159e7e (このIDを非表示/違反報告)
namikazeminato2(プロフ) - かなり設定が好きなので続いてくれると嬉しい (2021年7月24日 11時) (レス) id: 1dcca53fd9 (このIDを非表示/違反報告)
姫野 - 終わり・・??つ!づ!き! (2021年1月23日 13時) (レス) id: dff9124b0b (このIDを非表示/違反報告)
wayu0112(プロフ) - 続きはどこですか?! (2019年8月9日 20時) (レス) id: bed71cde77 (このIDを非表示/違反報告)
深海(プロフ) - 好みドンピシャでした…続きは無いのでしょうか。 (2019年7月25日 14時) (レス) id: e74652a353 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Yuyua x他1人 | 作成日時:2016年5月30日 7時