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綱吉さん!遊園地です! ページ16

「結局来ちゃうって俺、ホント過保護だなぁ」


ざわざわと大勢の人でいっぱいの、トロピカルランド。

そのゲートの前で綱吉は苦笑いした。


「綱吉さん!私、これに乗りたいです!」


隣には、頰に花の痣がある少女ーーーユニだ。

綱吉の腕を引っ張ってはしゃいでいる。


(ま、ユニが楽しそうだからいっか)


引かれるままに、ゲートをくぐり抜けた。



話は数日前に遡る。


「やばいよなぁ」


新一がトロピカルランドに行くのはとても危険だと綱吉の勘が言っていた。

けれど止める確かな理由が無く、蘭とのデートを邪魔するのは流石に……と思い、止められなかったのだ。

そこでトロピカルランドに行くことにしたのだが、1人で行くのは、寂しい。

それに万が一蘭と新一に出会ってしまった時に言い訳がつかない。誰かと来たのなら

『たまたま知り合いと来てたんだ』

と言い訳できる。

そこで、並盛の友人と行こうと思ったがあの家庭教師様は簡単には許してくれなかった。


「何のために帝丹受けさせたと思ってんだ。お前の為にも、アイツらの為にも離しとかねぇと」


綱吉もそれは十分に分かっている。

駄目元で言った事だったからあまり落ち込みもしなかった。

けれど困った、さてどうしようか。

リボーンはそんな俺の様子を見て珍しくアドバイスをくれた。


「ユニがそういう所に遊びに行った事がないんだ、γ(ガンマ)が連れて行ってくれないって拗ねてたぞ」


綱吉はすぐにスマホを取り出して連絡先を探す。

目的の人を見つけた。


「ユニ、俺と遊園地行かない?」


二つ返事でOKしてくれた。

もちろん、新一の訳も話してある。



「綱吉さん、これはどんなアトラクションですか?」

「あぁ、ジェットコースター?」


これも知らないなんて、ユニは本当にお嬢様なのだと思う。


(まあ、γが過保護過ぎるんだけど……)


あの騎士様はどうにかならないものか。

今日のだって付いてくると言い聞かなかった。

流石に男二人に小さな女の子1人ではどういう知り合いなんだという感じなのでなんとか説得した。

けれど護衛をつけると言い張るのでアリアに止めてもらったのだ。


「綱吉くん、ユニをよろしくね〜。デート、楽しんでらっしゃいユニ」


「はい!お母さん!」


γがなんか喚いていたが、アリアに銃を向けられ、静かになった。

新一が死神なんだけどどうしよう→←その右手は届かない



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暁月臨(プロフ) - ゑ、、、、、、!?終わり、、、??!!え、お願いします!!続きをどうか、、、、、!!!!!! (8月8日 14時) (レス) @page50 id: 59dc159e7e (このIDを非表示/違反報告)
namikazeminato2(プロフ) - かなり設定が好きなので続いてくれると嬉しい (2021年7月24日 11時) (レス) id: 1dcca53fd9 (このIDを非表示/違反報告)
姫野 - 終わり・・??つ!づ!き! (2021年1月23日 13時) (レス) id: dff9124b0b (このIDを非表示/違反報告)
wayu0112(プロフ) - 続きはどこですか?! (2019年8月9日 20時) (レス) id: bed71cde77 (このIDを非表示/違反報告)
深海(プロフ) - 好みドンピシャでした…続きは無いのでしょうか。 (2019年7月25日 14時) (レス) id: e74652a353 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Yuyua x他1人 | 作成日時:2016年5月30日 7時

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