第4話 晴矢side ページ4
俺は最近、イライラしてばっかりだ。
なにをしたって上手くいかない気がする。
……Aが俺のことを避け始めてからだ。
いつからか話しかけてもそっけないし、一切Aから話しかけてくれなくなった。
ずっと仲が良くて、いつも俺と風介とAは一緒にいたのに。
……風介や周りのヤツらにはそこまで変わりないように思えた。
だからこそ、モヤモヤした。
俺がなにかしたのか？
……でも、この前晴矢は何も悪くないって……
どういうことだよ……
気がつくと俺はAの部屋のドアの前に立っていた。
ドアをノックする勇気もないくせに。
悲しさが、寂しさが……怒りに変わってしまうんだ。
だから___
「……っ！は、晴矢」
驚いた。いきなりドアが開いたから。
Aも驚いている。
……くそ、なんて言えばいいんだよ……！
「…………」
「…………」
しばらくお互い無言で。
Aは怯えたように俺をみつめて。
その目にまた怒りが込み上げる。
……なんでそんな目するんだよ……！
「……あの、はる……」
「お前さ」
「…なに」
俺は、なんでこんなに怒ってるんだ。
Aは理由もなく友達を見捨てたりしない。
だからきっと、なにかあるから俺を避けるのに。
……なのになんでこんなに冷静でいられねぇんだよ。
「……いい加減にしろよな」
気づけばドアを殴っていた。
Aの顔の真横に拳をぶつけた。
Aは小刻みに震えだした。
Aは昔のトラウマのせいか大きな音や誰かが誰かを殴るような光景をみると、逃げようともしなくなってすぐに震えるのだ。
「な、なにするの……！」
そう言って冷や汗をかく。
「なんで避けんだっつってんだよ……！」
Aにそんな目で見られて苦しかった。
大事な友達に……こんなに怖がられて……苦しかった。
「…………それは」
そう言ってAは目をそらす。
「目、合わせろよ！」
俺が目を合わせようとAに近づく。
こんな状況だからか目をそらされることがすごく腹が立つ。
俺がAの頬に触れたとき、Aは俺の目をみた。
……でも。
「や、やぁ……っ」
Aは顔を真っ赤にして俺をみつめている。
え……？
……そのとき俺の中で初めて不思議な感情が芽生えたのだった。
これ以上Aと近くにいたら、きっと俺は……なにか後戻りできなくなる。
そんな気がして、戻っていった。
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さあや(プロフ) - しゃまる。さん» しゃまる。さんありがとうございます……！！！風介オチではないですけど風介も結構出てくると思いますので宜しくお願いします……！！！(；＿；) (2017年8月7日 16時) (
レス) id: 17a33e2589 (このIDを非表示/違反報告)
しゃまる。(プロフ) - もう好き。オチ風介じゃないけど好き。晴矢も好き。ありがとう！！！！(ぐっ、 (2017年8月7日 16時) (レス) id: d941d418f8 (このIDを非表示/違反報告)
さあや(プロフ) - 黒狐☆さん» 黒狐☆さんありがとうございます……！！！嬉しいです早めに更新します……！！(；＿；) (2017年8月7日 13時) (レス) id: 17a33e2589 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐☆(プロフ) - 続きが(」ﾟ∀ﾟ)」ﾎｼｲｨｨｨｨｨｨｨｨｨ!!更新!!!!楽しみにぃぃぃぃ!!してます!!!!!! (2017年8月5日 20時) (レス) id: 0b3fcf882a (このIDを非表示/違反報告)
さあや(プロフ) - りんりんさん» りんりんさんありがとうございます……！！南雲くんかっこいいですよね！！まだまだ主人公とイチャつけてないですけど宜しくお願いします！ (2017年7月27日 12時) (レス) id: 17a33e2589 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さあや | 作成日時：2016年9月11日 19時
