第9話 ページ9
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rb「Aちゃんやって」
な、なんやこいつ………
ほんま…まるで心を透かしとる気がして
kn「おっ、おまっ何言って」
rb「なーんてっ、俺は何言ってんねん。笑
冗談やし！……にしてもコネシマ。
焦りすぎちゃう図星やった？」
クスクスと笑った後、俺の顔を覗き見るように
ロボロは首をかしげた。
妖狐のように嫌ったらしく口角を上げる
kn「な、何やお前……！！
急に変なこと言い出すなや！！羽奈以外ないやろ？」
rb「ふーん。まぁ聞き流すなりしてな。
これはライバルとして仲間としてお前への
アドバイスや。」
rb「自分の気持ちに正直になれ。体を従順にしろ。」
ロボロの瞳は普段見えへんけど、この時だけは
うっすら見えた気がした。
真っ直ぐに俺を見つめ少しだけ優しさを感じた。
kn「従順……」
rb「自分の主張は大切にな！！！」
今までのことが嘘だったかのようにロボロは笑って
「羽奈〜平気か〜？」と甘えた声を出して戻っていった
羽奈は嫌いじゃない。以前まで好意を抱いとった女や
すぐに嫌えは難しい。
Aと出会ったのも今日が初めてで。
名前以外何も知れていない。
普通は羽奈を優先して味方につく。なのにどうして
kn「俺はあいつの陰口を聞き流せんのや」
心に纏わりつく黒いナニカを押し消したくて
ポケットに入っていた煙草を代わりにグシャリと潰した。
rb side
おーおー。困っとるわ
コネシマのことを流し見ながら猫撫で声で俺は
羽奈をあやし続ける。
彼女が訴えていた時からコネシマの様子は変だった。
その時のコネシマの瞳にはAちゃんしか映っていなくて
コネシマは母親とのこともあり異性が怖いのか
幹部の中でも深くまでは羽奈にデレつかなかった。
心情は知らんけど
だから俺はそれを逆手に取った。
今、1番近い距離でAを救えるのはコネシマだけや。
後は全員。。。信じるどころか聞こうともしなかった。
俺は疑心暗鬼真っ最中。どう転がるか分からへん。
でもやっぱりAちゃん、あんたが気になんねん
その復讐心しか宿さない瞳。
なぁその瞳を信用してええんか？
羽奈を処した後、あんさんはどうするん？
"まさか死にはるなんてつまらん事、言わへんよな？"
ほんの少しだけ、
何も知らない
彼女の死が怖かった。
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桜の穂 - すごく心が動かされました。両親の目の前でぼろぼろと泣いてしまいました…応援しています！！ (2022年11月26日 14時) (
レス) @page31 id: f612835adc (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 今まで私が見た作品の中で一番深いお話でした。こんなに先が読めない面白い作品をありがとうございました。これからも影ながら応援させてもらいます！次回作も楽しみにしています！ (2022年9月18日 16時) (レス) @page31 id: ec1cc362d4 (このIDを非表示/違反報告)
インク - 死んだものは二度と生き返らない。殺した理由も記憶がなかったとかなんとかですまさしてはいけない。これは私の感想ですが、命の大切さというものが感じられました。少し遅れましたが、完結おめでとうございます！！！ (2022年9月17日 19時) (レス) id: a2f12395c4 (このIDを非表示/違反報告)
なつき(プロフ) - インクさん» もうラストへ迎えつつあります！応援嬉しいです。ありがとうございます！ (2022年9月2日 2時) (レス) @page18 id: 661051ea1e (このIDを非表示/違反報告)
インク - 物語もついにクライマックスか！作者様、最後まで頑張れ！！ (2022年9月2日 0時) (レス) @page17 id: a2f12395c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつき | 作者ホームページ：作品の温度差で読者様に風邪を惹かせる
作成日時：2022年8月25日 2時
