第4話 ページ4
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un「仕方なかったの！！！！！」
『は？』
tn「羽奈は昔X国にいた。羽奈は幼い頃から雑用ばかり
押し付けられまるで人形のように意志を持たず
物事をこなすばかりやった。
それを我々国が保護した。保護するまでは
正式な事なんて分からへんねん！！！！」
だから仕方ないと言いたいのだろうか。
こんな馬鹿げた話はない。
『では七瀬羽奈は私の両親以外も殺してるんですよね？
…貴女は、貴女達は一度でも謝罪に来た事が
ありましたか？』
『少なくとも私の元へは来ていない。
一生十字架を背負い石を投げられ生きていく、そう
断言するのが普通じゃないんですか』
tn「そっ、それは……」
彼女は彼らの後ろで目を開き怯えている。
せめて前に来て土下座をするべきじゃないのか。
『ねぇ、返してってば。
私の父さんと母さんを連れて来てよ。
出来ないのなら償ってよ！！！！！！！』
『まだずっと一緒に居たかったよ！！！！！』
自分の涙で視界がぼやける。
rb「あんさん………」
zm「なんロボロは此奴を庇うん？」
rb「庇うとか以前の問題やろ。
両親を失う代償を何もしてへん。謝罪に行かんかった
のは俺らの責任や。」
ut「なんや不利やねぇ」
どうしようもない気持ちを落ち着かせる。
呆れたと言うか失望したと言うか。
初手から期待したのがいけなかったのかもしれない。
『失礼します。
……ねぇ。私は貴女を絶対後悔させてやる。
アンタが…憎いこのやり場のない気持ちを
どこにやしたらいいの？』
言いたかったことをたくさん残してその場を後にした。
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rb side
大人しく華奢だった彼女が大声で泣き気持ちを必死に
伝えている所が子供のように見えた。
幼い時に両親を殺されそのまま復讐心だけを
胸に背負って生きて来たんやろう。
心は子供のまま。当たり前や
羽奈の話、皆は羽奈側やけど俺は少しだけ
あの子の。Aちゃんの側に居たくなった。
いくら記憶がなく無自覚だったとしても
彼女の両親を殺した事実は変わらへん。
そして俺らがそれを匿う。おかしな話だと思う。
泣く羽奈を慰めている大先生とシャオさんとマンちゃんを
見て少しだけ腹が立ったのは俺だけの秘密。
んで。
なぁコネシマ。
行かんでええの？
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桜の穂 - すごく心が動かされました。両親の目の前でぼろぼろと泣いてしまいました…応援しています！！ (2022年11月26日 14時) (
レス) @page31 id: f612835adc (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 今まで私が見た作品の中で一番深いお話でした。こんなに先が読めない面白い作品をありがとうございました。これからも影ながら応援させてもらいます！次回作も楽しみにしています！ (2022年9月18日 16時) (レス) @page31 id: ec1cc362d4 (このIDを非表示/違反報告)
インク - 死んだものは二度と生き返らない。殺した理由も記憶がなかったとかなんとかですまさしてはいけない。これは私の感想ですが、命の大切さというものが感じられました。少し遅れましたが、完結おめでとうございます！！！ (2022年9月17日 19時) (レス) id: a2f12395c4 (このIDを非表示/違反報告)
なつき(プロフ) - インクさん» もうラストへ迎えつつあります！応援嬉しいです。ありがとうございます！ (2022年9月2日 2時) (レス) @page18 id: 661051ea1e (このIDを非表示/違反報告)
インク - 物語もついにクライマックスか！作者様、最後まで頑張れ！！ (2022年9月2日 0時) (レス) @page17 id: a2f12395c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつき | 作者ホームページ：作品の温度差で読者様に風邪を惹かせる
作成日時：2022年8月25日 2時
