第15話 ページ15
・
kn side
ci「なんか言いたさげの顔してますけど」
本気になったチーノは本物の心理学者や。
こうなればこいつに口で勝てる奴はそういない。
ci「コネシマさん。僕はね、むやみやたらに人を
傷つけたいと言ってる訳ではないんですよ。
ただこのグルッペンさんに誓った身、
彼が望めばなんだってします。」
貴方はどうです？ とチーノは目を伏せて言った。
グルッペンが望めば……か。
もしグルッペンがAの暗殺を望めば俺はどうしたらいい？
ci「コネシマさんは賢い方です
彼女の何かに魅せられたんでしょ？
僕もAちゃんを殺したいとは思いませんし
この事を誰かに言おうとも思わないです！」
kn「チｯ、チーノ……」
ci「ふふ、ビビりました？」
チーノはいつもの腑抜けた顔に戻る。
kn「お前っ！！俺で遊ぶなや！！！！！！」
ci「んははっwwつい……ww
ただ誰かに聞かれている可能性もあります。」
チーノは監視カメラを指差した。
ci「ここに俺たち以外にいる可能性もあります」
また、チーノは後ろの本棚の裏を指差した。
kn「ｯ……」
ci「この城は危険がいっぱいです、だからAちゃんを
ここで匿うのがあってるのかは分かりません。
バレたのが僕じゃなくてゾムさんやシャオさんなら
間違いなく殺してますよ」
なぜか現実を見せつけられたような気分になった。
これが我々国の詐欺師。
ほんま敵じゃなくて良かったわ……
ci「応援してますよ俺に出来ることがあれば
なんなりと。では、ご武運を。」
チーノは俺に後ろ姿を見せて扉から去ろうとした。
そして出口で一度とまり俺を見つめる。
弧を描いた口に手を当てて狡賢く笑った。
ci「Aちゃんがどこまでするかは知らないですけど
羽奈を殺す、と考えていても俺は否定しないです」
は？…羽奈を殺すってAがそんなことする訳…！！！
…………なぁ殺すん？A
ci side
コネシマさんが羽奈に余りデレつかないのは異性が
少しトラウマで怖いかららしい。
そんな彼が女性を部屋に匿ってることに不思議と興味を
もった。貴方はどんな人なんですか？
女性は黒い部分が多い方が綺麗だから。
貴方は他の女性となにが違うん？
君が羽奈の死を望むなら俺は喜んで羽奈を殺すよ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 421人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜の穂 - すごく心が動かされました。両親の目の前でぼろぼろと泣いてしまいました…応援しています！！ (2022年11月26日 14時) (
レス) @page31 id: f612835adc (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 今まで私が見た作品の中で一番深いお話でした。こんなに先が読めない面白い作品をありがとうございました。これからも影ながら応援させてもらいます！次回作も楽しみにしています！ (2022年9月18日 16時) (レス) @page31 id: ec1cc362d4 (このIDを非表示/違反報告)
インク - 死んだものは二度と生き返らない。殺した理由も記憶がなかったとかなんとかですまさしてはいけない。これは私の感想ですが、命の大切さというものが感じられました。少し遅れましたが、完結おめでとうございます！！！ (2022年9月17日 19時) (レス) id: a2f12395c4 (このIDを非表示/違反報告)
なつき(プロフ) - インクさん» もうラストへ迎えつつあります！応援嬉しいです。ありがとうございます！ (2022年9月2日 2時) (レス) @page18 id: 661051ea1e (このIDを非表示/違反報告)
インク - 物語もついにクライマックスか！作者様、最後まで頑張れ！！ (2022年9月2日 0時) (レス) @page17 id: a2f12395c4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なつき | 作者ホームページ：作品の温度差で読者様に風邪を惹かせる
作成日時：2022年8月25日 2時
