第14話 ページ14
・
kn side
俺の部屋に置いてあったサンドイッチを誰が置いたのか実はもう俺は分かっていた。
Aに変な心配をかけさせとうなかったし
心の情緒を安定させたかったから嘘をついた。
奴とは「話がある」と言いがかりをつけて待ち合わせ中
おそらく勘づいてるはずや、うん。
？「あっ、いたいた〜
コネシマさん？どうしたんですか急に。」
口を嫌ったらしく三日月のようにゆるめ
俺を見つめるのは
kn「もう気づいとるやろ。しらばっくれんなよチーノ」
同じ幹部のチーノ。
詐欺師なんてあだ名がついとって、それに相応しい程
ずる賢い奴や。
ci「んふふ何のことです？
しらばっくれるなんて。まるで俺が犯人って
言ってるみたいじゃないですか〜」
薄っぺらい笑みを浮かべるが眼鏡の下は全く笑っていない
kn「お前っちゅうのは分かってんねん。
下手くそな笑顔浮かべんな」
俺の言葉にイラついたのかチーノの顔は悍ましいほど
冷たくなる。
ci「こう俺を呼ぶのはAちゃんが良かったです、笑
…俺だと思った根拠を教えてもらいましょうか」
kn「理由もなにもあのサンドイッチに入ったスクランブルエッグの状態はチーノしか出来へんやろ…。」
ci「あっははメタ推理じゃないですかww
卵は次の任務から使わないようにしますわ
食べてくれました…？あれ」
kn「いや。結局、口をつけてなかったで」
ci「んぅ〜残念だなぁ…。
羽奈なら食べてくれるのに…」
人のこと昔まで言えへんかったけど、ほんまこいつら
羽奈 羽奈うるさいわ
ci「まぁそんな悪ふざけは終わらして。
何故彼女を貴方が匿っているんですか？
脅されたりでもしたと……？」
あっという間に詐欺師の瞳に戻る。
橙色の目には一切光が入っていなかった。
kn「幹部室でAが言っていた事を信じた。
それだけや。」
ci「へぇ。じゃあ彼女はこの我々国に何か災いを
ふりかけようとしてますか？
Yesと答えたらコネシマさんは分かりませんけど
Aちゃんに明日は来ないですよ？」
kn「Aが一人で計画を立ててるからそこまでは
分からへん。でもあいつは無辜の民をむやみに
片付ける奴ちゃう。」
ci「凄い自信ですね憧れます
ぁあｯ、ほんまこいつと真面目な話すんの嫌いや
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 421人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜の穂 - すごく心が動かされました。両親の目の前でぼろぼろと泣いてしまいました…応援しています！！ (2022年11月26日 14時) (
レス) @page31 id: f612835adc (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 今まで私が見た作品の中で一番深いお話でした。こんなに先が読めない面白い作品をありがとうございました。これからも影ながら応援させてもらいます！次回作も楽しみにしています！ (2022年9月18日 16時) (レス) @page31 id: ec1cc362d4 (このIDを非表示/違反報告)
インク - 死んだものは二度と生き返らない。殺した理由も記憶がなかったとかなんとかですまさしてはいけない。これは私の感想ですが、命の大切さというものが感じられました。少し遅れましたが、完結おめでとうございます！！！ (2022年9月17日 19時) (レス) id: a2f12395c4 (このIDを非表示/違反報告)
なつき(プロフ) - インクさん» もうラストへ迎えつつあります！応援嬉しいです。ありがとうございます！ (2022年9月2日 2時) (レス) @page18 id: 661051ea1e (このIDを非表示/違反報告)
インク - 物語もついにクライマックスか！作者様、最後まで頑張れ！！ (2022年9月2日 0時) (レス) @page17 id: a2f12395c4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なつき | 作者ホームページ：作品の温度差で読者様に風邪を惹かせる
作成日時：2022年8月25日 2時
