第11話 ページ11
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kn「あいつらがAの事を言ってて自分が言われてる
みたいに気が悪くなってん。
いや自分が言われてる時よりも嫌やったかもしれん」
kn「俺はお前を一人にさせたくない、
一人で逝ってほしくないんや」
『ははっ、そんな期待させるようなこと言っちゃ
駄目ですよ？』
私が笑うとコネシマさんはなにか言いたげな顔を
してから黙り込んだ。
kn「…何してたん？」
続いた沈黙に耐えられなくなったのかコネシマさんは
私に尋ねる。
何をしていたと言っても何もしていなくて。
『ぼーっとしてました。』
kn「そりゃせやろな、だってこんな所に……」
何かをゴニョゴニョ言った後、コネシマさんはハッと
なって私を見る。
いいですよ。コネシマさんだから。
『そういえばご飯とかお風呂ってどうしたらいいんですか？ご飯食べないと飢え死にますしお風呂入れないのも
正味辛いです。』
kn「風呂は浴場があるからそこに夜行けばえぇやろぉ？
うーん飯は俺がこっそり厨房から持ってくるわ！！」
『持ってくるというより盗むの方が正しいですね』
kn「これでも幹部。盗みもお手のもんや！！！」
いや、どやどやするところじゃないです。
『ふふっじゃあ、その怪盗様に持ってきて貰えると
したら私も飢え死なずに済む訳ですね』
kn「せや！！
さて、俺も自分の部屋に長居しすぎるとこの部屋が
怪しまれると思うから少し時間空けてから
此処またくるわ。」
『分かりました。』
私がお辞儀をするとコネシマさんは笑ってこの部屋から
出ていった。
次は部屋の隅じゃなくて大きいソファの隅に座る。
このソファは扉と死角にあるため入ってきた事、
ノックされた事にさえ気づければ何とかなる。
そしてたまたま隣にあった大きな鏡を見て絶句した。
何故なら私の目は赤く腫れ頬には少し涙の跡が
ついているのだ。
『ぶさいく……』
こんな顔でコネシマさんに話しかけていたと
思うと眩暈がして。あぁ最悪な気分だ。
ソファにもたれると猛烈な睡魔が襲ってきた。
今日は頭が疲れた。あと心もかな？柄じゃないけどね
寝ちゃいけないと頭の中の自分が叫んでいるのを無視して
意識を手放した。
廊下から忍ぶ足跡に気づく事なく
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桜の穂 - すごく心が動かされました。両親の目の前でぼろぼろと泣いてしまいました…応援しています！！ (2022年11月26日 14時) (
レス) @page31 id: f612835adc (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 今まで私が見た作品の中で一番深いお話でした。こんなに先が読めない面白い作品をありがとうございました。これからも影ながら応援させてもらいます！次回作も楽しみにしています！ (2022年9月18日 16時) (レス) @page31 id: ec1cc362d4 (このIDを非表示/違反報告)
インク - 死んだものは二度と生き返らない。殺した理由も記憶がなかったとかなんとかですまさしてはいけない。これは私の感想ですが、命の大切さというものが感じられました。少し遅れましたが、完結おめでとうございます！！！ (2022年9月17日 19時) (レス) id: a2f12395c4 (このIDを非表示/違反報告)
なつき(プロフ) - インクさん» もうラストへ迎えつつあります！応援嬉しいです。ありがとうございます！ (2022年9月2日 2時) (レス) @page18 id: 661051ea1e (このIDを非表示/違反報告)
インク - 物語もついにクライマックスか！作者様、最後まで頑張れ！！ (2022年9月2日 0時) (レス) @page17 id: a2f12395c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつき | 作者ホームページ：作品の温度差で読者様に風邪を惹かせる
作成日時：2022年8月25日 2時
