第2話 ページ2
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you side
書記官様の書斎に行ってみてもその姿はなく………。
どこかに行っているわけなので無難に廊下にいた
同期の一般兵に聞いてみることにした。
『書記官様がどこにいらっしゃるか知ってます？』
最大限で笑顔を振り撒く。
「んー、、トントン様は幹部室に向かってるのを見た気がする。大丈夫？その荷物。Aさんは女性なんだから」
"女性なんだから"
聞き飽きた言葉だ。
しかし気遣って使ってくれた言葉に違いはないので
この気持ちは心に折り畳む。
『いやいや大丈夫です。
幹部室ですね…！ご協力感謝します。』
「あ、Aさん！！
今度良かったらお茶でもどう、かな？」
『ふふっありがとうございます。是非。』
お茶の約束をしてから私と彼は別れた。
________________________________________
幹部室に着くと中からは何やら賑やかな声が聞こえてくる。ざっと10人くらいだろうか
『失礼します。』
？「んー入ってええよー」
『入室許可感謝します。名は伏せますが一般兵26期です。
書記官様、書類をお持ちしました。』
sha「この子が噂のあの子ちゃう？」
em「書類持って来てくれましたしそうですね！！」
tn「おー助かるわ。随分早いのぉ
どーや自分もお茶でも飲んでくか？」
噂のあの子とはなんだろうか。
噂されるような悪態をついた覚えはないんだけど
『お気遣い感謝します。
私が幹部様たちの中に入るなど恐縮です。
故、失礼させて頂いても……？』
ut「えー固いなぁええやん別に。話したらおもろいで？」
そういう問題じゃないんだけどなぁ、笑
un「そうだよ！！貴女も一緒にどうかな！！」
そう私の手を強く握る相手の顔を見る。
幹部の中で1人だけ女性がいると聞いていたが彼女のこと
らしい。整った顔立ちだと思う。
『いえ大丈夫ですよ、笑 お優しいんですね。』
私が笑った時少しだけ部屋の空気が重くなった気がした。
おそらく作り笑いがバレたんだろう。
un「んー、じゃあお名前だけでも教えて！！！！
私は羽奈！！貴女は？」
これは教えなきゃ下がらないタイプだ
『A……です。』
彼女の顔をもう一度まじまじと見た。
その瞬間背筋が凍りついた気がした。
持っていた書類が全て床に落ちる。
この時を待ち侘びていた____。
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桜の穂 - すごく心が動かされました。両親の目の前でぼろぼろと泣いてしまいました…応援しています！！ (2022年11月26日 14時) (
レス) @page31 id: f612835adc (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 今まで私が見た作品の中で一番深いお話でした。こんなに先が読めない面白い作品をありがとうございました。これからも影ながら応援させてもらいます！次回作も楽しみにしています！ (2022年9月18日 16時) (レス) @page31 id: ec1cc362d4 (このIDを非表示/違反報告)
インク - 死んだものは二度と生き返らない。殺した理由も記憶がなかったとかなんとかですまさしてはいけない。これは私の感想ですが、命の大切さというものが感じられました。少し遅れましたが、完結おめでとうございます！！！ (2022年9月17日 19時) (レス) id: a2f12395c4 (このIDを非表示/違反報告)
なつき(プロフ) - インクさん» もうラストへ迎えつつあります！応援嬉しいです。ありがとうございます！ (2022年9月2日 2時) (レス) @page18 id: 661051ea1e (このIDを非表示/違反報告)
インク - 物語もついにクライマックスか！作者様、最後まで頑張れ！！ (2022年9月2日 0時) (レス) @page17 id: a2f12395c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつき | 作者ホームページ：作品の温度差で読者様に風邪を惹かせる
作成日時：2022年8月25日 2時
