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『拘束が外れても逃げようとしないんですね…、』
「拘束が外れた時用に使用人に足の付け根の骨を折られたり捻挫させられたりしているので。」
紫の服を着た人が嫌味ったらしくそう答えた、髪の毛は茶色。
『……。立てますか、』
そう言うと一人以外が辛そうに立ち上がった。
申し訳ないが私に13人かつげる力はない。
一人立たなかった男を見ると濁り光を失った水色の瞳をしていた。
『立てない…？』
私が彼に手を差し伸べようとするとすぐにその手は弾かれた。その手は彼ではなく違う青い瞳をしている男に
「辞めたって！！シッマ抵抗して何本も骨折られてんねん！これ以上手ェ出したら…それこそ死んでまうかも…しれへん！ってあ…ごめんなっさ、、」
彼は私が手を差し伸べた事をぶったり叩いたりすると勘違いしたんだろう。そして私に意見を述べたことに怯え謝った。
『これは大変だなぁ……』
私がそう呟くだけで彼はビクっと肩を振るわせる。
「大先生庇うな！！俺だけでええから！！！」
…私は目を伏せて彼の方に手を回した。
『痛かったら言ってください』
軽く引きずるようになってしまったが肩に手を回しなんとか立つことができた。
「…え」
『顎切れてるから喋るのもキツいと思います、
無理に喋らなくってもいいから』
時間をかけて玄関の前までやってくる。
各々脚を引きずって支え合いながらやってきてもらった
鍵を開けて全員を中に入れる。
鍵を閉めて取り敢えず医務室へ向かうことにした。
『沢山歩かせてごめんなさい、あと少しだから着いてこれますか…？』
ほぼ全員だんまりだが無言は肯定と捉えるぞ
金髪さんを支えながら医務室を目指して脚を動かした。
・
『ふぅ……』
全員が医務室に着いたところで椅子に座らせた。
今の所重症だと分かっている金髪さんだけベットに
全員の顔色を伺えば驚きが隠せない様子。
自分で言うのもあれだがこの家は大きい方だとは思う
お父さんのおかげで。
自分の趣味などにお金を使うタイプじゃないから家の維持費に一番お金を使っている気がする。
『えっとまず治療させて下さい』
「は？」
「天」という雑面をつけている小柄な男がそう言った。
『あぁ、まずお腹空きました？ご飯なら作ったのありますよ』
「違う…、ちゃうやろ！！拷問は？！折檻は？、
期待させんとって！！もうこれ以上…俺らに情を与えんとって…」
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りす(プロフ) - 好きです〜！wrwrdのみんなと夢主ちゃんには幸せになってほしいです！頑張ってください〜！応援しています！ (9月13日 8時) (
レス) @page31 id: 6cf6d64f42 (このIDを非表示/違反報告)
まる麺 - 面白いです！これからも無理のないように更新頑張ってください！ (8月31日 23時) (レス) @page30 id: 81fa0833c9 (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬか - 好みだぁ…………………！ (7月29日 15時) (レス) id: 6a6324a65b (このIDを非表示/違反報告)
烏丸 - 一気読みしました！面白いしそれぞれの過去がもう…(泣)応援してます！！ (5月22日 22時) (レス) @page27 id: 144a6ab78e (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろぉ(プロフ) - 更新ありがとうございますーー！！！ (5月20日 11時) (レス) @page27 id: f13e73b476 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつき | 作者ホームページ：作品の温度差で読者様に風邪を惹かせる
作成日時：2022年11月23日 16時
