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肩にチーノさん目の前には使用人。
どうしようかと思っていたら後ろから名前を呼ばれる
「A…さん！」
トントンさんだ。ナイスタイミング。
『チーノさんのことお願いしてもいいですか？
医務室へ負担が少ないように運んで下さい』
「チーノ…ｯ、わかりました！」
トントンさんはチーノさんに負担が少ないように横抱きにする。とはいえトントンさんも全治はしていないので慎重に運び始めた。
「あいつ…、綾間様どういったおつもりですか？？
奴らはゴミ以下！！価値のない連中にございます！」
使用人の1人がそう叫んだ。
後ろにまだトントンさんとチーノさんはいるのに
『どんなことにしろ価値観は人によって違います。勝手に押し付けないでください。』
「奴i隷が価値のないということは流通です…」
『…その奴i隷という言葉を私の家族に使わないで下さい。非常に不愉快です。』
早く用を済ませて出て行ったらどうですか、というと商人たちは苦虫を噛んだような顔をして急いで出て行った。
本当はもっと言ってやりたかったけどあーいうのは構うこと自体が無駄なのだ。
第一、私はチーノさんを間接的ではないけど傷つけた
一日も経たない間にまた彼を殺したのだ。
はぁ、と溜息をついて彼の後を追った
.
『トントンさん！手伝いますよ足の負担減らして下さい』
トントンさんは自分の顔を隠すようにしながらチーノさんを下ろした。2人で肩を支えるようにしてチーノさんを運ぶ
2人で何を発することもなくただゆっくり歩き続ける。
所謂、気まずい時間が流れた。
『さっき怖かったですか？』
沈黙を貫いたのは私のほうだった。
だって耐えられなかったんだもん
「へ、？」
トントンさんが泣きそうだから
いや正式には泣きそうなのを隠しているからだ。
ブレたままの瞳でトントンさんは私を見る。
私よりずっと上背のあるトントンさんは今は子供みたいだ
『いやぁトントンさん面倒見がいいから。いつもこんな感じだったのかなって思います。チーノさん達が悪いとか言ってる訳じゃないですよ？』
トントンさんは黙って私を見続けた。
『でもそういう事が多いと感情とか出しにくいのかなって勝手に思います。貴方も沢山傷ついてきたよね。向けられた嫌悪の目も理解されない孤独も解りたいって思います』
医務室に着いて意識のないチーノさんを座らす。
そしてトントンさんに振り返った
『もう十分。泣いていいんだよ』
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りす(プロフ) - 好きです〜！wrwrdのみんなと夢主ちゃんには幸せになってほしいです！頑張ってください〜！応援しています！ (9月13日 8時) (
レス) @page31 id: 6cf6d64f42 (このIDを非表示/違反報告)
まる麺 - 面白いです！これからも無理のないように更新頑張ってください！ (8月31日 23時) (レス) @page30 id: 81fa0833c9 (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬか - 好みだぁ…………………！ (7月29日 15時) (レス) id: 6a6324a65b (このIDを非表示/違反報告)
烏丸 - 一気読みしました！面白いしそれぞれの過去がもう…(泣)応援してます！！ (5月22日 22時) (レス) @page27 id: 144a6ab78e (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろぉ(プロフ) - 更新ありがとうございますーー！！！ (5月20日 11時) (レス) @page27 id: f13e73b476 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつき | 作者ホームページ：作品の温度差で読者様に風邪を惹かせる
作成日時：2022年11月23日 16時
