#自殺未遂 ページ34
*
佐久間視点
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飛び降りた瞬間浮遊感に襲われた。
浮遊感から俺は空を飛べたと思った。
それ以降は激痛で意識を失い暗闇の中。
目が覚めた時には病室に居た。
折角地獄の毎日から抜け出せる筈だったのに。
両脚を包帯で巻かれていて頭も包帯を巻かれている。
結局俺は自※殺未遂で運悪く命を取り留めた。
最悪過ぎて俺はまた自※殺を考えた。
何か手元に違和感を感じて目線を向けると
何故か深澤君が俺の手を握っていた。
深澤君の隣に居る担任と目線が合った。
「深澤、佐久間が意識戻ったぞ！先生を呼んでくる」
深「お願いします」
担任が病室から出ていったあと、
深澤君は若干怒り気味な表情だった。
深「御前勝手に自※殺行為なんかするなよ。
休憩時間になって突然姿を消したかと思えば...
佐久間が最近元気無いの俺達気付いてたし
話し掛けたら無視して何処か行くし。」
佐「...深澤君、激おこ状態？」
深「勿論深澤は今激おこ状態です。
佐久間は俺達の友達なんだから相談しろよ。
俺達に相談出来ない程の悩み抱えてんの？」
佐「俺、地獄過ぎる毎日が嫌だった。
同級生達に虐められる毎日で正直無理だったの。
自※殺すれば地獄の毎日から抜けれると思った。
結局運悪く自※殺未遂だったけど。
俺、今精神的に疲れたし人生終わらせたいの。
折角勇気振り絞って飛び降りたのに
_______何で病院に居るんだろうね。」
深「御前、それ本気で言ってる？」
佐「俺は何時でも本気だよ。
両親に相談しても結局御前は弱いからって。
味方居ないし相談出来る相手居ないし。
頼れるのは保健室の先生だけ。
退院すればまた地獄の日々が始まる。
今は彼奴等の顔見なくて済むから良いけど
退院明け学校行けばまた彼奴等が来る。
お陰様で毎日悪夢ばっかり見るし。
マジ死ねなかったのが一番の後悔。」
深「御前、自分の命をなんだと思ってんだよ。
御前は奇跡的に命を取り留めて生きてるんだぞ？
御前が死んだら家族が悲しむのに..
なのに御前は死ぬ事しか考えてないし。
もっと自分の命大切にしろよ、頼むから。」
佐「...」
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作者名：芋焼酎之助 | 作成日時：2021年6月1日 23時
