#馴染みの公園 ページ21
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渡辺視点
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俺達の馴染みの公園は変わらない儘。
幼少期の頃涼太とこの公園で遊んだ記憶が有る。
小学校卒業以降公園に来る回数が減って
結果幼馴染の涼太と遊ぶ事も減った。
まあ中学高校と進学するに連れて
俺達は距離が縮むだけで離れる事は無かった。
俺達は誕生した病院等が同じ。
或る意味俺達は【奇跡】みたいなもの。
何故馴染みのある公園に此奴を連れて来たのか。
先ず此奴の手を繋いでる事自体が問題。
気持ち悪過ぎて即座に離した。
佐久間が謎のアホ面を晒す為無性に腹立つ。
佐「突然手繋がられるから吃驚した、」
渡「御前が泣き出すからだろ」
馴染みの公園で有名な動物の乗り物に腰を下ろし
携帯を取り出すと涼太から連絡が届いてた。
俺の無断欠席が理由で連絡したんだろうな。
後二週間で中間考査が始まるのに、
俺は他校の友達と遊ぶ毎日を過ごしてる。
渡「俺達の馴染みある公園。
幼い頃砂場で巨大な御城作りに挑戦したけど
翌日悪天候の所為で砂の城が崩れた。」
佐「俺の場合は踏み潰されたよ、同級生に。」
渡「御前の場合は陰鬱だから、
余計な事されても怒鳴り散らしたりしねえだろ」
佐「中学生の頃は同級生の言動に腹立てて
其奴の顔面が傷まみれになるまで殴り続けたよ。
勿論相手の母親が学校に連絡入れて
俺の母親と同級生の母親で話し合いした。」
渡「物静かな野郎程怒ると怖いもんな。
俺は基本痴話喧嘩で相手の自尊心踏み躙った。
結局強者だと思い込んでる奴程弱い。
相手の自尊心踏み躙るの結構楽しいんだよな」
佐「馴染みある公園でこういう話はヤバいよ普通に」
渡「馴染みある公園だからこそ蘇る記憶
俺の黒歴史は複数有るけどまだ公表出来ねえな。」
佐「じゃあ俺達仲良くなったら黒歴史暴露してね」
渡「黒歴史は暴露するもんじゃねえけどな？」
佐「渡辺君の黒歴史、俺気になる〜〜！！」
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作者名：芋焼酎之助 | 作成日時：2021年6月1日 23時
