炎柱の妹はそっくりさん【鬼滅の刃】 (ページ7)

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・鬼退治と報告－2 ページ7

「朝になったなぁ」

「そうだね」

　蝶屋敷へ向かう途中、朝陽が昇って来た。そろそろ眠くなるなぁと思いながら、環火はカナヲの隣を歩く。

「あっ！カナヲさん！お帰りなさい！お怪我はありませんか？」

「お帰りなさい！」

「あっ、環火さんも！」

　蝶屋敷が見えたと思えば、箒を抱えた三人娘が飛び出てきた。大きな声でお出迎えをしてくれる。

「きよ、すみ、なほ、師範いる？」

「はい！しのぶ様はいらっしゃいますよ！」

「ありがとう」

　環火もぺこりと頭を下げ、蝶屋敷へ上がった。どうやら三人娘は屋敷前を掃除するらしい。

　そして、上がるとほぼ同時に近くの部屋の扉が開かれた。隊服に前掛けをかけた、蝶屋敷の手伝いをしている神崎アオイだ。

「あ！お帰りなさい、カナヲ。環火さんもお疲れ様でした」

「ただいま」
「お邪魔します」

　アオイは大きな選択籠を抱えて、器用に扉を閉めた。彼女は隊士の看護や回復訓練を行ってくれる。それから彼女の料理は美味しい。

「師範はどこに？」

「しのぶ様は金魚の部屋にいるわ」

「ありがとう」

　カナヲはそのまま歩き出した。環火もアオイにぺこりと頭を下げ、カナヲについていった。