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三輪目 ページ4
もし、自分を演じていることがバ
レてしまったら。
そう考える度に、寒気がする。
一人にでも、一度でも素の自分を出してしま
ったら。
きっと、ぼろぼろと素の自分が溢れて出てしま
うだろう。
きっと、止まらなくなる。
抑えきれなくなる。
ただでさえ、抑えているのがキツいというのに、一度でも出てしまえば抑えきれなくなる
のは目に見えている。
だから、バレてしまえば今まで築いてきた石
末は一気に崩れ、努力が水の泡となる。
そのため、なんとしてもバレることを阻止し
たいのだ。
もし、私の違和感の意味を分かる人がいるの
なら、私はその人をどうするのだろう。
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作者名：Tetora430 | 作成日時：2018年5月22日 23時
