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紫side
今日はじいさんたちのところに行く日だ。
少し大変だけど2人を守るためならどうってことない。
「もう誰もいないよな」
もし見つかったりでもしたらすぐに力づくで連れてかれてしまう。
昔は全然平気だったのに…
国にはもう他の国に逃亡した感じに騙せているはずだから隠しきらなくちゃ
「じいさん、ばあさん、食べ物持ってきたよ」
「おお、辰哉かい。毎度大変じゃないかい」
「無理しなくていいんだよ」
そう言って菓子や飲み物やらを出してくる
「大丈夫だよ、2人を護るためならどうってことない」
このままだとこもりきりになっちゃう。
早く他の国に逃がしてあげたいけど
国の周りの警備をくぐり抜けるのはよっぽどの実力者じゃないと
「じゃあ、また1週間後に来るね。
体には気をつけて、人が来たら逃げるか隠れるか、お願いね」
「分かっとるよ」
「辰哉も気をつけてな」
「うん、またね」
俺はいつまで隠しきれるのだろうか
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作者名：snowtree | 作成日時：2021年7月8日 19時
