大切な ページ2
軍の支配下のこの町で
一人の少年と言うにはもう少し大きい人が辺りを警戒するように山を登っていた。
「もう誰もいないよな」
ぽつりと呟かれたその言葉は森の中へ吸い込まれていく
その青年はまだまだ上へ行く
その先には1件の古いがとても綺麗な家が隠れていた
「じいさん、ばあさん、食べ物持ってきたよ」
「おお、辰哉かい。毎度大変じゃないかい」
「無理しなくていいんだよ」
そう言って菓子や飲み物やらを出してくる
「大丈夫だよ、2人を護るためならどうってことない」
この国は、町は、不安定だ。
年齢問わず、国に、軍に、人が攫われていく。
現にこの町にこの2人以外の高齢者はもう居ない
「じゃあ、また1週間後に来るね。
体には気をつけて、人が来たら逃げるか隠れるか、お願いね」
「分かっとるよ」
「辰哉も気をつけてな」
「うん、またね」
そう言い青年、いや、深澤辰哉は山を下る。
行きと同じく辺りを警戒しながら
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
いやー、もっと更新しないつもりだったんですけど1話もあげないのはどうかと思いましてw
少なかったらすみません。
そういえば題名の意味、あれ何気に考えたんですよ。
そのうち言いますが気になる人は調べてみてください。結構そのままです。
アンケート作りました。貴方の票で話が決まるかも！
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作者名：snowtree | 作成日時：2021年7月8日 19時
