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そんな思い出があって___
季節は秋になって、やがて冬が来た。
君と出会った、あの寒い日が今となっては懐かしい。
今日はちょうどスマイルと出会って一年目___三百六十五日。
「おはよ、スマイル」
「…おはよ」
君が消えるまで、あと六百三十五日と一日。
- - -
「今、ちょうどデカい仕事入っちゃったんだよねー...」
「デカい？」
「そ、なんだろーな……標的が一人じゃない」
「大勢相手ってことか」
「そうかな」
そう言いながら身支度を済ませる。上からの連絡によると早急に済ませて欲しいとのこと。
特に断る理由もないのかスマイルも着いてきた。
退屈だった仕事が彼がいるだけでこの一年、随分と楽しくなってきた。
…終われば他愛もない話をする帰り道が、好きだから。
「今日ちょっと危ないけど、来る？」
目的地に着くと念の為聞いてみる。
今日は大きなグループのちょうど司令部への奇襲ということで、三から五人の相手を一人でするのだが、彼自身透過ができないので被弾する可能性があるのだ。
相変わらず使う武器はダガーを一本だがまあ大丈夫だろう。軽く装備を整える。
「まあ大丈夫だろ」
「そっか、じゃあぱぱっと終わらせてくるわ」
今日の夕飯はシチューにしようかな。
そんなことを思いながら、アジトへ侵入する。
……まさか、あんな事になるなんて。
〜
「スマイル、?」
「……ごめん…っ」
「スマイルっ！！！！」
君が、消えてしまうだなんて。
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秋乃みなと(プロフ) - ゆんさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました！心に残る文を書けていたなら嬉しいです...! 次回作でまたお会いできたら幸いです。本当にありがとうございました！ (2022年5月3日 7時) (
レス) id: 480327bdf9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 完結おめでとうございます。言葉選びや情景描写が大好きです。思わず泣いてしまいました。素敵な作品をありがとうございました。 (2022年5月2日 21時) (レス) @page24 id: 90a7e1b245 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋乃みなと | 作成日時：2022年3月20日 18時
