何も、知らないし。 ページ20
『お前は、本っ間に…』
「何よ」
『いや、ええわ。そうしたのは俺やしな』
ふわりとわたしを抱きしめ起こして
そのまま、ぎゅうと力を込める。
『いつから、お前が俺を追うように変わった？』
そう言われて、記憶を手繰り寄せる。
…いつからだっけ
気づいたときにはもう…
あなたのことを、わたしが追いかけてたんだ
「…分からないわ」
『ふふ、最初は俺が追いかけてたんにな。』
「…」
『俺、あんま追いかけんのすきやないねん』
「…ふうん」
『やから、コウシタ。』
「え？」
.
.
.
.
『お前が、俺を追いかけるように仕向けた。』
耳元で囁かれる低い声に、ぞくぞくする。
それと同時に、どこかすとんとこころが落ち着くような気分にもなった。
『ぜんぶぜーんぶわざとやで。すきやって言わへんかったのも、帰りが遅いのも…甘い匂いを纏わせたのも』
「わざと…？」
『おん。俺が憎かったやろ？』
泣きたくなんかないのに
わたしの目からは止まってたはずの熱い液体が止めどなく溢れてくる。
「憎かったよ…！」
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はるか(プロフ) - ひよこさん» はじめまして！わ、めっちゃ嬉しいです（；_；）！ありがとうございます、！頑張ります、、！ (2017年10月25日 21時) (
レス) id: ccab781f61 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - りりあさん» お読みいただきありがとうございました！結構重たかったので不安でしたが、楽しんでいただけたようで嬉しいです♪頑張りますね(*^^*) (2017年10月25日 21時) (レス) id: ccab781f61 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - はじめまして。ドキドキ止まらんくてやばかったです。はるかさんのお話の渋谷さん本当にすきで、いつもこっそり読ましてもらってました。これからも楽しみにしてます♪ (2017年10月23日 12時) (レス) id: 9fd0034330 (このIDを非表示/違反報告)
りりあ - 完結おめでとうございます！楽しんで読ませていただきました！はるかさんの重いお話やっぱり好きです。これからも応援しています^^ (2017年10月23日 11時) (レス) id: d0ec948b8a (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - サチさん» コメントありがとうございます*わぁあうれしいです！もう少しで完結なのでぜひ最後までお付き合いください(*^^*) (2017年10月21日 16時) (レス) id: ccab781f61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか
| 作成日時：2017年10月9日 23時
