今日:7 hit、昨日:7 hit、合計:87,915 hit
小｜中｜大
juice 17 ページ17
「お前、送ってけよ」
『言われんでもそのつもりや』
店を出てすぐ横にそう言われて、恥ずかし半分Aに近づく。
『A、送ってく』
「え、いいよー近いし」
『ええから、送られとけ』
「…うん、ありがとう」
ちょっとだけ、はにかんで
すばると横の輪に入っていく。
「おう椎名」
「渋谷ぱいせん！」
「ヒナに襲われんようにな」
「そりゃもう…『あほか、』」
またあほな掛け合い始めるから、ぱしんとツッコミ入れたる。
「った、…じゃー、頼んだでヒナ」
『頼まれたるわ』
「嬉しいくせに」
『は？ちゃうわっ』
図星突かれて、思わず強めに横のこと叩いてしまった。
あー、本間恥ずかし、
『〜A帰るでっ』
ぐいと腕を掴んで、歩き出す。
はよ、この場から離れたかった。
「あっ、ばいばいふたりともっ！」
Aに触れとる、手のひらが熱い、
ついでに言うと、顔も熱い、
「村上ー？速いー」
『おぉすまん、…それよりさ、Aお前もっとしゃきっと行動せえよ』
速度を緩めながら、そう言う。
そうや、俺、怒ってんねん。
まぁ、正しくは怒っとるって言うより、嫉妬しとる、やけど…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 725人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はるか
| 作成日時：2017年7月7日 23時
