雨の日にはアリスの傘を。((赤、緑))

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仕事が終わって、久々に普通の時間に夕食を摂る





ヒナもちゃっかりしとるから、俺が奢るんやけど




Aと、よお来た居酒屋で、いつも座ってた場所に座った





本間に隠れ家的なとこやから、ほとんど人も居らんし、バレへんねん





やから、よお2人でカウンターで酔いつぶれたっけ…








「ほんで？」








『…郵便局、Aが居ってん。そこに、何故か大倉も居って…Aと2人で、どっか行かれてもうた』









「何で、大倉？」







『アリス、やろ』





俺がそう言うと、ヒナは顎を触りながら何やら考え込んで




やけど、鈍感やからか首を捻ってもう1度俺の方を向いてくる









『すき、なんやろ』







「はぁっ！？」







『そうとしか、考えられへんやん』








「いやでもっ…まぁ、そうなんか…」







納得するのも、飲み込むのも早いんがヒナのええとこ




ゴニョゴニョするよりは、よっぽどええ







.







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.







『ちょお、トイレ行ってくるわぁ』







「おー」








あれから、ヒナに話を聞いてもらいながらヒナの仕事の話も聞いたりして




2人とも、結構ええ感じにできあがってきた




酒も入って気分もええし、鼻歌歌いながらトイレに行って






また鼻歌歌いながらトイレを出たとき、一気に酔いが覚めた

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