雨の日にはアリスの傘を。((赤、緑))

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＿＿＿＿＿＿＿＿subaru side





次の日、マネージャーに手ぇ貸してもらってちょっと調べてもらった





Aが、俺の前から居らんなった日…






あの日、何が起こったんか







俺からやったら、絶対何も教えてくれへんから





当時のマネージャーにも掛け合って、何人かで。






ドキドキしながら仕事して






その日の仕事が全部終わって…結果を聞いたとき







すっと、体の力が抜けた








『嘘やろ、？』








「すいません…ほんとなんです」









…俺の、せいやったんかな






俺が、尖ってたから…ちゃんと、Aのこと守ってやれへんかったんかな









『…そか、ありがとうな』









でも、どっちにしろ






俺が、もっと大人やったら…こうはならへんかったかもしれんねやな…







.









.








.








.








.








.









大倉の中でのAの存在






始まりは“アリス”やったとしても








今はもう…きっと、俺と同じぐらいデカなってるんやろうな








わかるよ、…何年一緒に居ると思ってんねん







『苦しいな、…』









あの日、あの時






そう思っても…今俺の隣に、Aは居らへん







もしかしたら、大倉のがAを幸せにできるかもしれん









でも、俺かて…すきやねんもん







譲られへんよ、…

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