あなたは誰 ページ3
あなたは誰
……
「で、ほんとに誰ですか?」
通話を切ると私はその人の目を見て話す
??「申し遅れました。
私沖矢昴と言います」
「……そういえばお母さんが名前は言ってたわ。
それで、なんでここに?」
大学生で何故かここに住んでる沖矢昴さん。
沖矢「実は前に住んでた家が火事になり、
住むところに困ってるとここの家の工藤くんから鍵を預かってたコナンくんに住んでも構わないと……」
まって、コナンって誰?
「こなん?誰ですか」
沖矢「……ご存知ないんですね」
「????」
とにかく、私はどこに住めば?
お母さんは一緒に住めばとか言ってたけど、
嫁入り前の娘に初めて会った男と一緒に住めと??
……でも、信頼のない人を住まわせるはずはない。
「わたしは工藤有咲です」
沖矢「ご丁寧にありがとうございます」
なんか調子狂うな……
「……私の部屋、空いてますよね」
沖矢「ええ。あの部屋だけは空けておかないと怖いと工藤くんから」
「あの馬鹿……」
わたしは溜息を着くとカバンを持って部屋に上がる
沖矢「荷物はそれだけですか?
良ければ部屋までお持ちしますよ」
「荷物は後で引越しの人が来ます。
蘭にも会いたいし、博士にも挨拶したいし、
とにかく私は部屋に行きます」
そう言って階段へ続く廊下を歩く
沖矢「……面白い子だ」
ボソッと沖矢さんは何かを言った
「?何か言いました?」
沖矢「いえ、階段にお気をつけてと」
「ふざけないでください」
わたしは今度こそ部屋に戻った
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作者名:マロン | 作成日時:2021年10月18日 13時