名探偵さんに愛され過ぎているお世話係 が居るらしい２【文スト】

五十七話 ページ10

「おぉ、殺る気って事？良いねぇ愛する人と闘って死に至る君を見るのはワクワクするね」






A「一々、煩いですよ」





「でもさ、君が異能力を使ったとしても俺が君の肌に触れたら死んじゃうんだよ？

君に勝ち目はない」






そんなの知ってる、けど私は貴方の知らない事を知っている。

こう云う男性はチョロいって事を。





A「失礼します」





「ん？何が.. っ！？」





「な なななな！？」





A「一々煩いと云ったでしょう、それと手袋をしてください」





「で、でも俺は君を殺さないと.. 」





A「じゃあ 止めていいんですか」





「〜っ！手袋します！」





そう、私は今抱きついている。
太宰さんに教えられたけど、覚えておいて正解だった。





「もう可愛すぎる.. 綺麗な人だと思ったらギャップ萌え！！」





残念なイケメンとはこの人の事を云うのだろうか。





A「満足しました？」





「しました！」





手を離し、男性の顔を見ると逸らされた。





「すみません、結婚しましょう。式場はどうします？やっぱりヨコハマで開きますか？子供は2人欲しいね.. あっでもイチャイチャ出来なくなるか」





A「え..あ、え？」





この人、変態だったのか。

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