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八十一話 ページ34

ある日の事だった。






国木田「今、なんと云ったんだ?」





A「乱歩さんが、迷子になりました」






国木田さんと敦君の叫び声が探偵社中に響き渡った。





国木田「何処で逸れたんだ」





A「.... 殺人現場です」





殺人現場に行き、無事解決させ 帰ろうとした時だった。

其処にはもう乱歩さんは居なくて、私より先に歩いて行っただけだと思って 帰り道を歩いていても、駅に着いても乱歩さんの姿はなかった。
この事を国木田さんに云うと、国木田さんはブツブツと何かを呟いていた。






敦「ら 乱歩さんが捕まってたとしたら..
あ、でも乱歩さんなら大丈夫ですかね?」





国木田「 大丈夫だとは思うが、乱歩さんは武術や護身術を心得ている訳ではない。多少は避けれるだろうが、それが ずっと続く訳ではないんだ。

それに、犯人を倒したとしても乱歩さんは..」





頭を悩ませる国木田さんの代わりに私が続きを云った。






A「 帰り道が分からないから、多分一生帰ってこれないよ。

敦君も良く判ってると思う。ほら、 あの付き添いの時」






これまた、頭を悩ませる。





A「あっ、連絡すれば良いのでは?」





乱歩さんに電話を掛けると 思いの外早く出てくれた。





A「乱歩さん、無事ですか」





乱歩『 生きてるよー 』





A「誰かに捕まったんですか?それとも迷子ですか?」





乱歩『あー、なんか捕まったんだよね〜 』






A「 何処に居るのか判りますか」





乱歩『 判るはずないでしょ 、けど近場だよ。それに僕、今犯人の家で寛いでる』





..... 犯人の家で寛いでる?

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設定タグ:江戸川乱歩 , 文スト , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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key - お疲れ様です。 (2021年7月25日 17時) (レス) id: 007fbd0124 (このIDを非表示/違反報告)
乱歩ルート期待の敦くんの妹い - 消しゴム…消しゴム味…?? (2018年5月25日 18時) (レス) id: 4a14a6da47 (このIDを非表示/違反報告)
ストケシア(プロフ) - 太宰LOVEさん» くそォォ!私も夢主ちゃんみたいになりてぇ! と思いましたね 笑 観覧有難うございます! (2017年5月13日 18時) (レス) id: 1d87435914 (このIDを非表示/違反報告)
太宰LOVE(プロフ) - 乱歩さん可愛い…夢主ちゃんずるいッ! (2017年5月13日 17時) (レス) id: d0ae358db4 (このIDを非表示/違反報告)
ストケシア(プロフ) - 白湯さん» 有難う御座います!私もこうやって物語を書けていてとても幸せでした! 観覧有難う御座いました!! (2017年5月5日 22時) (レス) id: 1d87435914 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ストケシア | 作成日時:2017年4月15日 16時

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