名探偵さんに愛され過ぎているお世話係 が居るらしい２【文スト】

六十九話 ページ22

佐紀「ごめんね、待たせちゃって」




A「大丈夫ですよ さっ、早く行きましょう」





イメチェンするんだ、スカートを沢山買おう。それに明るい色の服も。





佐紀「 淡い色とか似合うよ、淡い色の服に白のパーカー いやー絶対似合うよ！」





キラキラした笑顔でそう云った。
あれ、佐紀ちゃんってこんな熱血キャラだっけ。




佐紀「 絶対あれも似合うよね、あぁ似合う物が多すぎて私、ワクワクしてきた！」





私の中での佐紀ちゃんがブレてきている。
..これ私の買い物だよね。佐紀ちゃんの買い物じゃないよね。


けどこれはこれで良いのかもしれない。




A「ふふっ」





佐紀「..やっと笑ったね」





A「え？」





佐紀「Aちゃんは笑顔が一番似合う！いっつも眉間に皺を寄せてるから、不機嫌なのかなって思われちゃうよ。

ほら、笑顔 笑顔！」





眉間をぐりぐり される。





A「 佐紀ちゃん、有難う」





ふっ、と笑いかけると 佐紀ちゃんは優しく微笑んでくれた。

こっそり矢っ張り優しいなぁ 、と染み染み感じていた。

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