【青葉城西】いや、良くないです。

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合宿最終日前の夜




と、いうことで肝試しをやることになった




まぁもちろん私は参加しないと言った


が、優美先輩にこう言われたんだ




「帰ってからのマネ業はぜーんぶ私やっちゃってもいいんだけど？」


『やります(即答)』



条件反射というやつだろうか、後からかなり後悔した




そしてくじ引きでペアの相手を決めるらしい




「はい、最後Aちゃん！！」


『あ、はい』



及川さんの手の中に余った紙を引く



紙の番号は11番



……誰とペアだろう




「……A、11番か？」


『えっ、あ、瀬見さん！』



どうやら瀬見さんとペアらしい



「こら、瀬見じゃなくて英太だろ？」


『あっ、あ、はい。』



完全に忘れていた白鳥沢メンバーの名前呼び固定を思い出した



「……あの、俺も11番なんですけど」


「え、白布？」


「あ！そうそう、1組だけ3人だけど気にしないでね！」



……なるほど。



『及川さん、こっちのペアは私と賢二郎、英太さんです』


「あ、え、Aちゃん白鳥沢2人とペア！？しかも名前呼びって！及川さん許しません！！い、いやでもふたりきりじゃないだけマシ？うぅーん……」


『何言ってんですかアンタ』


「落ち着けクソ及川。…順番は番号順だからお前らは11番目な。オラ、行くぞクソ川」


「やだあああ！岩ちゃんとペアとか優美ちゃんの目線が怖いからいやだああああ！！Aちゃあああああ！」


「るせぇ！俺だって嫌だっつの！！」




……とりあえず、心の中で手を合わせておいた。



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