【青葉城西】いや、良くないです。

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合宿最終日。


現在はバーベキュー中


私たち青城はお昼が終わったら帰るらしい



と、リエーフくん、覚さん、黒尾さんに囲まれている谷地ちゃんに目がいった。


……巨人の中の小人みたいになっちゃってるよ谷地ちゃん。

困ってるみたいだし助すけてあげようかな




『あ、谷地ちゃん、こっちで食べよう？』


「あ！Aさん！いいんですか！？」


『うん。ほら、清水さんも優美先輩もあっちにいるよ。あ、お肉と野菜持ってくから先行ってていいよ』


「あ、ありがとうございます！」



谷地ちゃんは泣きながら清水さんたちの所に走っていった



「あーあ……カワイイ系のマネちゃん逃しちゃったあ！」


『……さと…天童さん、お肉焦げますよ』


「え、ちょっ、名前呼びは！？俺の名前呼びは！？」


『英太さーん、お肉追加いりますかー？』


「おう、頼むわ」


「無視！？ひどい！」



後ろで騒いでいる天童さんを無視していると、



「A。」


『……っ！』



心臓が跳ね上がる


昨日、好きと言われた相手。

賢二郎が歩いてきた



今まで仕事ばかりで恋愛なんてしたことない


もちろん、初恋もなし。告白された経験さえもない




だから今が物凄く恥ずかしい




『ぁ……その…』


「なんでそんな顔してんの。……こっち」


『おわっ……』



賢二郎に腕を引かれ芝生の方へ



すとんと座らされる


と、賢二郎も真正面に座る



『……賢二郎？』


「今はあんまり意識すんな。」


『どういう……』


「まあ、宮城帰ったら嫌でも意識させてやるけど」



昨日のようにまたずいっと顔を近づけられる


鼓動がどんどん上がっていくのがわかる


顔に熱が集まるのも。



『あ……あの……』


「……可愛い。」


『は、はい？』



更に顔が近づいてくる


咄嗟に目を瞑ったその時




「なぁーにしてんのかなあ？」


「俺らのマネージャー口説いてんじゃねぇぞ？2年」




鬼の面をした及川さんと花巻さんが




その後、質問攻めが多々あったが無事バーベキューは終了した

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