【青葉城西】いや、別にいいです。

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話のあと私と優美先輩はマネ部屋に戻った。


が、谷地ちゃんと清水さんは何故かいない。まだお風呂なのかな？


そして部屋には私と優美先輩だけ



「…ねえ、なんで庇ったりしたの？ 」


『？なんのことですか』


「えっ、ほ、ほら…私になんにもしてませんよとか…」


『本当の事じゃないですか。』


「私がその…いい人、とか」


『本当の事じゃないですか。』


「それ無自覚なの？」


なんだか訳の分からないことを言っている優美先輩を横目に私はドライヤーを手に取った


さっき思い出したけど私髪乾かしてなかったっけ、



「……貸して」


『えっ』



ドライヤーを優美先輩に奪われた




「乾かしてあげる」


『……ありがとうございます』




やっぱり優美先輩は優しいと思う。




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『……なんですか…これ』


「お、思った通り…かわいいじゃん」


『……先輩嫌いです』


「なんで！？」



鏡に映るのはゆるゆるのみつあみをした私


この17年の人生で髪を縛ったことなんてないのに…



「そ、その…ごめん」


『…別にいいです。このまま寝ます』


「あ、うん…」



優美先輩に謝られると許してしまう。


というか誰にでも謝られると許してしまうこの癖直したい。



『私、明日朝食当番なんで、寝ますね』


「朝食当番はマネージャー全員だよAちゃん」



私が朝早く起きてほぼ全員分のご飯作ってるってバレたら絶対に怒られそうだっから優美先輩の声は聞かずそのまま目を閉じた



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