【青葉城西】いや、別にいいです。

別に 35 ページ36

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お風呂に入り終わり、髪を乾かすべくマネ部屋に戻る



そう、ここの合宿所は露天風呂並みに大きいのにドライヤーは個人で持ってこなければいけないということになっている



『……あれ、及川さん？』


「あ、Aちゃん。優美ちゃんが話あるって…ちょっといい？」



優美先輩が？

そういえば昨日なにか話すとか言ってたような。



『私もいるんですか？』


「そりゃあ青城の部員だもん。」


『あ、そうでしたね』


「忘れてたの！？」



とりあえず私は及川さんに付いていき、青城の部員が集まっている部屋に到着




「来たよー、」


『こんばんは。』



部屋に入ると優美先輩を中心に円を描くように座っている部員達


そして私はなぜか矢巾に指示され隣に座ることになった



すると私の隣には花巻さんが来た。あれ、花巻さんさっき松川さんの隣にいなかったっけ

多分私の気のせいかな



「えー…っと…み、みんなに言わなければいけないことというか…」



どもっている優美先輩。

部員達は黙って聞いていた



「わ、たし……実は、…マネージャー業してないの！！」



部屋に響き渡る声



そして訪れる沈黙




それを破ったのは主将である及川さん



「…うん、知ってた」


「……やっぱり、昨日聞かれてました？」


「バッチリ。」


「うー…あー…」



顔を手で押さえながら下を向く優美先輩



『いや、でも大丈夫ですよね。』


「Aちゃん？」



及川さんが心配そうに見てくる。


が、私はそれを無視し、



『私が優美先輩に何もしなかったら私の退部はないって及川さん言ってましたし』



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