【青葉城西】いや、別にいいです。

別に 25 ページ26

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「ほんと、アンタって変わってるね」


『月島くんと国見くんにも言われました』



コーヒー牛乳をチビチビと飲みながらベンチに座っている私と優美先輩




「もし、もしさ、及川達に私のことばれたら…」


『あ、もうバレてますよ？』


「…………は？」


『いやだからもう知ってますよ？』


「…………はああ！？」



勢いよくベンチから立つ優美先輩。あああコーヒー牛乳が倒れる



『この間見られてたみたいですよ。』


「え、うそ…な、なんか言ってた？」


『んー…たしか…優美先輩に害があった場合私は即強制退部…って』


「……は？普通逆じゃない？」


『……え、そうなんですか？』



もう何日も前のことだ。記憶が薄れている



まぁ、私が優美先輩に害をもたらさなければ私が退部ということはなくなるって理由だ



「まぁ、私が自分を傷つけてAちゃんのせいにするって手もあるけど、」


『優美先輩はそんなことしませんもんね』


「根拠の無い自身だね。」


『だってしませんもんね』


「……しないけど」



と、また優美先輩が勢いよくベンチから立ち上がる




「…………」


『……えっと？』




しばらくの沈黙の後、優美先輩が決意をしたように口を開いた





「明日、及川さんたちに言う。私がAちゃんだけに仕事させてたって」


『私が仕事するのは当然だと思うんですけど…それに優美先輩だって運ぶとかやってたじゃないですか』


「逆に運ぶことしかやってないっての！」





そんな会話をしながらマネ部屋へと向かった




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