【青葉城西】いや、別にいいです。

別に 23 ページ24

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『きもちい…』


「ですねえ…」




現在お風呂中。



マネージャーのお風呂タイムは6時から10時までの間らしい



…あとでもう1回だけ入ろうかな





「ふぉー…私もう上がります…」


『谷地ちゃん大丈夫？』


「大丈夫でつ！」


「噛んでるよ仁花ちゃん。」



少し心配だったが清水さんもついていくらしく問題は無さそうだな



と、優美先輩が話しかけてきた




「白鳥沢といい感じじゃんか」


『そうですかね？』


「もういっそ白鳥沢に転校でもしたら？」


『…んー……それもいいかもしれませんね』



白鳥沢って確か二軍三軍とか人数多いらしいし、仕事のしがいありそう。


ていうか毎日疲れるまで仕事できそう。



「……は？本気で言ってるの？」


『え？あ、はい。白鳥沢って部員多いらしいですし、仕事のしがいがありそうだぁって』


「はあ、そう…そうだった…うん、別に私的にはAちゃんに辞めてもらいたいけどね」


『そうですか…なら辞めましょうか？』


「……へ？」


『転校とかしようと思えばできますし。やっぱり転校先は白鳥沢ですかね』


「え、いや、う、うん？」


『……嘘ですよ』


「もうほんと嫌い」



ぶくぶくと顔をお湯に沈ませる優美先輩



…この人、意外といい人なんだよなぁ


だって優美先輩が本当に悪い人なら入ったその日に私は辞めさせられていたかもしれないし



『……私、優美先輩割と好きです』


「え、あ、は？い、いや…私そっち系じゃないから」


『そういう意味じゃないですから』



が、この会話を



.




「…お前らのマネ一体どうなってんの？」


「ちぇっ、ほんとに白鳥沢に来てくれるのかと思ったし…」


「…マジかよ」


「ま、及川さんは知ってたけどね！岩ちゃんも知ってたでしょ？」


「見てりゃわかる」


「てか青城の8割は分かってるよな」


「わかってないの松川さんと渡くらいっすよね」


「もうやめとけ。松川放心状態だから」





男湯の人たちが聞いていたなんて、もちろん私たちは知らなかった



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