【青葉城西】いや、別にいいです。

別に 9 ページ9

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『…それで？』



「えっ」



『優美先輩、やめさせるんですか？』




及川さんが知ったところで何になるんだろう、私は純粋に疑問を持った




『私は仕事が好きです。バレーが好きです。でも部員達は私のことを信頼していないから、私がたとえ仕事をしたってドリンク渡したって、苦笑いで受け流されるだけですし、信頼されていないことくらいひしひしと伝わってきますよ。』



「…えっ、」



『だから私的には部員達が心開いている優美先輩が必要不可欠だと思うんですが。私はただ純粋にバレーが、仕事が好きなので。例え自分の手柄が人の手柄になろうともなんとも思いませんし』



「ちょちょ！」



『優美先輩もやれば出来る人ですから、私が辞めたって別に((「ストップ！！」…なにか？』



「いやいや、なにかじゃないよ！黙って聞いてればなに！？信頼されてない！？何言ってんのお前！」



…なに、なんでキレてんの及川さん




『…事実を言ったまで、ですが』



「言っとくけどね！少なくとも俺はAちゃんのこと信頼してるから！」



『………はあ』



「訳わかんないって顔やめて！なに？Aちゃんは俺達のこと信頼してない？」



『してなかったらとっくの昔にバレー部辞めてます』



「でしょ？及川さんはAちゃんの事ちゃんと仕事してくれて、いい子で、ちゃんと信頼してるんだからね！」



『…はあ。』



「このバレー馬鹿！！仕事中毒！！」



『二つとも褒め言葉ですよ。』




とりあえず及川さんは優美先輩を辞めさせる気はないみたいだ。よかった




「でもこれだけは約束！」



『へ？』



「もし優美ちゃんがAちゃんに害のあるようなことしたときは強制退部！いいね？」



『えー…別にそんなことしなくても((「返事は？」…はい』






そんなこんなで面倒な人に見つかってしまったみたいです



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