社畜は迷子 ページ16
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善逸くんの手当てを終え、胡蝶さんの所へと向かう。
いや、向かおうとした、のだが
『......どこここ！！！』
逸くんに大口叩いたのが恥ずかしくなって咄嗟に出ていったけど、そういえば胡蝶さんがどこにいるかなんて知らないじゃないな私！！バカ！！
「あ、あの、どうなさったのですか？」
『！』
か、か、かわいい！小さい！女の子！3人も！！
いやね、高校時代近所の子どもたちと遊ぶのが趣味だったんだよ...あの子たち元気かな...
敢えてどうなさったのですか、という質問には答えず、こんにちは、と自己紹介をする。と、その子達も笑って返してくれた。うううあうあうかわいい
『実はね、』
私はなほちゃん、きよちゃん、すみちゃんに、胡蝶さんに善逸くんの手当を頼まれて、終わったから胡蝶さんのところに戻ろうと思ったけど、道に迷った、と正直に言った。
「わわ、それは大変です！」
「案内しましょうか？」
な、なんて優しい子たちなんだ...おばさん泣く無理....
『ごめんねぇ、ありがとう。』
久しぶりに触れた小さい子に微笑みが零れる。多分この世界に来てから始めてこんな笑ったわ。地獄の中にも天国ってあるんやな...
「すみちゃん、なほちゃん、きよちゃん！善逸を知らないか？」
「あ！炭治郎さん！」
「善逸さんならあちらの医務室にいるはずです！」
「このお方が治療してくださっていたんです！」
ぱっとこちらを見る少年。な、な、な、なんだその血はァ！！！
『あ、あ、貴方！怪我してるんです！？』
つい両肩を掴んでしまった。そんな血がついてるならきっと善逸くんよりエグいに決まってる。痛いやんそんなの
「大丈夫です！ただの返り血です！」
『....カッ』
か、か、か、返り血ィ！？ひえ！こわ！見たところ善逸くんとひとつくらいしか変わらないのに！！？ぶっ殺しちゃって！？いやヤバい通り越してもう凄いわ！！異世界(？)ならこれが当たり前なの！！？
いやでも怪我じゃなくて良かった...
『そっか！よかった』
「あの！俺、竈門炭治郎です！」
『あ、あぁ、私は風魅Aです。よろしくね、竈門くん』
「炭治郎でいいですよAさん！！」
『わ、わかったよ、炭治郎』
断る意味は特にないし、炭治郎と呼ばせてもらう
「あ、善逸の手当て、ありがとうございました！」
『....あなたは、優しいんですねぇ』
自分の事じゃないのにお礼なんて、いい子だなぁ。
「あなたも、優しいですよ」
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蛍 - とても面白いです！これからも応援してます! (5月1日 19時) (
レス) @page25 id: 55105da247 (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - 最高です！勘違い度高めなの天才的だと思います！ (3月1日 21時) (レス) @page25 id: 114c51d1cf (このIDを非表示/違反報告)
ほしの - 初コメ失礼します…！こんなに楽しく読めたのは初めてです、私は貴方様の書く作品がとても大好きです！！これからも応援してます！ (6月23日 5時) (レス) @page25 id: 924d54da23 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - また更新されるのを楽しみにしてます！ (2022年8月6日 21時) (レス) @page25 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - お、終わりなんですか､､､？ (2022年7月27日 21時) (レス) @page25 id: 6c54ce0ff5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：文香
| 作成日時：2019年10月6日 3時
