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社畜の環境 ページ22

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拝啓胡蝶さん。私は一体どうすればいいのでしょうか


「うまい!うまい!」

『そうですね。美味しいですね』

この掛け合い、もう15回目。すでに両指の数を超えている。

煉獄さんに話さないかと呼び止められたものの、ただただ団子を食ってるだけである。

話というのはさっきの掛け合いなのですか。なら帰りますよ私。なんて言ったら絶対殺されるから言わない。そんなならこの掛け合いを生涯を終えるまでしてやるよ。

『あの、煉獄さん』

「なんだ!」

ひぇっどこ見てるのこの人...ま、まぁ話しかけた以上話さないと失礼にあたる。うん、ちゃんと聞こう

『な、なんのお話なのでしょうか』

「...うむ!では聞かせてもらう!...君は一体どんな環境で育ってきた?」

はて、環境とは

『えっと』

「いや、無理にとは言わない。胡蝶から聞いてしまった以上俺も少し心配でな!話くらいは聞いてやりたい!」

心配、かぁ。
社畜になってからは働き詰めが当たり前で、心配してくれる友達もいなかったからなぁ。
胡蝶さんから何を聞いたのかは知らないが、心配してくれるのは嬉しいものだ。

『いえ、お気持ちとても嬉しいですよ。心配とか、あんまりされた事ないので。ありがとうございます。』

少し照れくさくて、さっき買った首飾りを触りながらお礼を言う。

「綺麗な首飾りだな!」

『ですよね!とても大事なんです』

はじめてのお給料で買ったものだし!!

あっ、そういえば私の育った環境、か。

『私はごく普通の家庭に生まれてごく普通な人生を歩んできましたよ。』

「普通か!」

『はい。それで、小さい子とも沢山遊んで、それ以上に働いて、...それから、......まぁ、今になって沢山道を間違えたなぁと思いますが、私はそれが自分の生きる人生だと思って生きていますからね!』

それから、轢かれて、ここに来た。とは言えるわけもない。
大体初対面の人にこんなこと言ったらこいつ頭大丈夫かって思われるに決まってるからな!!
....ちょっとカッコつけすぎたか...恥ずかしくなってきた

「....そうか!」

『はい、そうなんです。だから、今貴方と出会ったのも私の人生の一部です!』

少し恥ずかしくなったのでやけくそでそう笑ってみせると、煉獄さんは少し固まって、


「君は、綺麗だな」



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煉獄と社畜→←社畜が往く



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かんな(プロフ) - 最高です!勘違い度高めなの天才的だと思います! (3月1日 21時) (レス) @page25 id: 114c51d1cf (このIDを非表示/違反報告)
ほしの - 初コメ失礼します…!こんなに楽しく読めたのは初めてです、私は貴方様の書く作品がとても大好きです!!これからも応援してます! (6月23日 5時) (レス) @page25 id: 924d54da23 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - また更新されるのを楽しみにしてます! (2022年8月6日 21時) (レス) @page25 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - お、終わりなんですか、、、? (2022年7月27日 21時) (レス) @page25 id: 6c54ce0ff5 (このIDを非表示/違反報告)
- 続き楽しみにしてますっ!しのぶさん好きw (2022年6月26日 0時) (レス) @page25 id: bd033ea8fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:文香 | 作成日時:2019年10月6日 3時

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