社畜の性 ページ19
.
蝶屋敷に就いてはや1週間ほど経った
アオイちゃんやなほちゃんたちとやる仕事は楽しかった。と言っても炊事洗濯、たまに来る隊士の治療程度だけど。
正直鬼殺隊(マフィア)の人達との生活とか毎日が命懸けとか思ってたけどそうでもなくて、隊士さんたちはみんな優しく寛容な人が多かった。
にしてもあれから冨岡さん来ないなぁ。まぁ、ここに来るということは大体が怪我だから来て欲しくはないけど
『んーーっ』
あったかい日に当たり伸びをする。うん、気持ちいい。
社畜時代にはなかった癒しかある毎日は、とても輝いていた。
...ここで少し社畜時代を思い出してみる。
出勤後当たり前のようにデスクには資料の山。隣りのデスク、埋まってますよ状態。多分ホワイトに務めてる人はこれ一日でって言われたら卒倒する。そんなレベルの量。
だが見慣れればそれは地球にある海みたいなもののように当たり前で、それを淡々とこなしていく我々社畜はホワイトに務めてる人達が見たら悲鳴あげて逃げるだろうな。
そしてお昼休憩(ない)が終わると大体の人間が外に出され、契約1個、取ってくるまで帰れま10。が始まる。あれは地獄だったな。なんど熱々のお茶を頭から被ったことか。
契約を何とかとって帰ればまた資料の山は積まれていく。もちろんこんな会社に務めるの者は少なく、配分の結果これなんだと思う。たまに上司の資料も混ざってるから、その書類には大体シャーペンでう〇こ描いてから消してる。意味無いけど。
そして定時で帰れるか。もちろん帰れるはずない。上司は帰ってるけどなクソが！！
我々社畜にとっては、定時？なにそれ食えるの？時間外労働？帰宅よりした。って感じだった
...にしても、そんな生活に慣れすぎたのか。今がとても暇だ。
暇があれば働きたくて働きたくて体が疼く。毒されたか私。まぁあんなペースで挫けず高校卒業後すぐ入った社員でずっと残ってたの私だけだったからなぁ。慣れって怖い。
...それにここに住まわせてもらってる上、食事にお風呂、それだけではなく1週間働いただけでお給料まで貰ってしまった身として、こんなお日様に当たって惚けている暇なんてない！！
よし！なにかお仕事を貰いに行こう！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3343人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蛍 - とても面白いです！これからも応援してます! (5月1日 19時) (
レス) @page25 id: 55105da247 (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - 最高です！勘違い度高めなの天才的だと思います！ (3月1日 21時) (レス) @page25 id: 114c51d1cf (このIDを非表示/違反報告)
ほしの - 初コメ失礼します…！こんなに楽しく読めたのは初めてです、私は貴方様の書く作品がとても大好きです！！これからも応援してます！ (6月23日 5時) (レス) @page25 id: 924d54da23 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - また更新されるのを楽しみにしてます！ (2022年8月6日 21時) (レス) @page25 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - お、終わりなんですか､､､？ (2022年7月27日 21時) (レス) @page25 id: 6c54ce0ff5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：文香
| 作成日時：2019年10月6日 3時
