8UPPERS 1 (ページ46)

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さて、と彼女は話を続ける。

「私はどんな手を使ってもあなたを連れ返る。私に着いてきてくれれば仲間は助けてあげる、なんなら堅気に戻してあげてもいい」

そして、

「断ると言うのなら、あなたの仲間を全員殺す、この場からあなたを無理やり連れ帰る」

どうする？と彼女は首をかしげた。

「いや、どっちも無理でしょ」

マックがそう言った時だった、事務所に数人の男が入ってくる。

「ほんまに力ずくですか」

「用意した人数が減ってないところを見ると、貴方の仲間は本当に着てないようね、念のため、このビルの周りを入念に確認させたわ」

彼女の携帯がなる。

携帯を開き、受信したメールをみて満足げに微笑む。

「バーには６人そろってます、開業祝に酒を飲んでいます…だって、おめでたい奴らね、開業する前に潰れるとも知らずに…これでも私に逆らう」

「従う理由がありません」

「そう、残念…重要な人材だからあまり怪我させないでね」

彼女がそう言うと、男達が一斉にマックに襲い掛かった。