8UPPERS 1 (ページ25)

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それから１日もたたず、あの男見つけたで！とジャッキーが連絡してきた。

酔っぱらった大倉を叩き起こして説明すると、唖然と立ち尽くした。

それを無理やり引っ張って例の地下ホールまでつれていく。

地下ホールでは殴られてボロボロになった男が床に正座し、その前でジャッキーが優雅に足を組んでいた。

買う予定のホールが血で汚れてしかも傷まで…マックががっくりと肩を落とした。

「遅いやんお前ら！」

「お前が早すぎんねん…よう見つけたな」

「気合と根性と運や！」

それで本当にどうにかするジャッキーはすごい。

さて、とマックが男を見る。

「こっからは大倉の問題や、ジャッキーが掴んだチャンス。ちゃんとケリつけや」

「わかってるわ、皆余計な事せんとってや」

「その台詞聞き飽きたわ」

マックとトッポが肩をすくめた。

一歩前に踏み出した大倉がジャッキーをみる。

「…ありがとう」

「お、ちゃんと礼言えるやん！どういたしまして」

ジャッキーが二カッと笑うと、大倉も笑顔で返した。

そして、騙した男を思いっきり殴り飛ばした。