物騒 ページ2
__チリリリリリ
煩く鳴った目覚まし時計のアラームと眩しい朝陽で目が覚める。
私は女性の部屋で寮生活をしている。
…と言いたかったのだが。
太宰「おっはよ〜あずちゃん♪君の寝顔は可愛すぎて矢張り飽きないよ…!」
悔しいけどふわふわとした髪の毛が1番似合う男__
太宰治がいきなり私の視界に映る。
そう、私は現メンバーの1番最近入社したので女子部屋の寮の部屋が用意されていなかった。
というか、与謝野さんと鏡花ちゃんが同じ部屋で私含め奇数だから余っちゃった的な。
A「離れてください…あとこの距離感辞めませんか!?」
太宰「何故だい!?…成程。Aちゃんは私ともっと近づきたいのだね…。」
そう言うと寝起きの私の身体に太宰さんごと覆いかぶさってきた。
A「むぐ…ッ!?ちょ…!!本当に!!」
太宰「んふふ、君は本当に可愛らしいね。」
A「だから早く退いてくださ…ッ!!」
そう言いかけた時だった。
ただでさえ近かった太宰さんのお顔がもっと私に近寄ってきた。
そして私の両手を拘束し楽しそうな顔で、
太宰「…ねえ、Aちゃん。キスしていいかい?」
A「はぁ…!?ちょ、ほんとに!!ダメ!!です!!」
何言ってるんだこの人!!?
そんなことを思っているときだった。
ガチャッ───────。
国木田「お前ら…朝から煩いぞ〜〜〜!!!」
A「すみませんでしたぁぁ!!」
太宰「ちぇっ」
はあ…国木田さんに救われた…。
こんな風に“武装”探偵社の“物騒”な一日が始まります…。
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作者名:琥珀糖 | 作成日時:2024年2月4日 19時