No.3 ページ3
あれからソンミさんは元気な男の子の赤ちゃんを産んだ。
とても喜ばしそうな写真を何枚も送ってくれて、それだけで心が和んだ。
ソンミさんはその二週間後、私の元にカトクを寄せた。
「Aさん、お久しぶりです。無事元気な赤ちゃんを産みました。
あれから少し落ち着いた時期に弁護士さんに駆け寄ってみたのですが、私は妊娠させられた挙句に逃げたという事実に対して、慰謝料請求が可能だそうです。ちなみに私は彼とは別れたので養育費も貰うつもりです。
ただ、浮気は犯罪では無いので、慰謝料請求は難しそうです。
Aさんはその後の進展はいかがですか?」
すごい、、、。赤ちゃんを産んで大変な時期にこんなことをやらせてしまって申し訳ない、、。
私も、弁護士に相談すると、同じような内容が帰ってきたことを報告した。
『お久しぶりです!出産おめでとうございます!近々会いに行きたいです!
わたしも弁護士に何回か相談し、今までの経緯を全て話しましたが、ソンミさんだけが慰謝料請求が可能だと言っていました。具体的には1番多く貰えて200万程度だそうです。私は慰謝料なんていりません。ソンミさんは絶対に貰っておいた方がいいと思います。赤ちゃんもいるし、、。
という感じです。』
そう返事をすると、何故か既読だけつけ、あとは返って来なかった。赤ちゃんのお世話は大変だと聞くし、なにか連絡が来るまでそっとしておこうと思った。
それから何ヶ月か経ち、ソンミさんかカトクが返ってきた。
「Aさん、またまたお久しぶりです。明日、嬉しいご報告が出来ると思います。」
とだけ送られてきた。
そう、そして今日、カトクが来たのだ。
「Aさん。無事に慰謝料と養育費請求出来ました!まだ払ってもらったわけじゃないので逃げたら終わりですけど、、。とりあえず一段落ですね。また何かあったらご連絡します!」
良かった、、。しっかり請求できたのね、、。
『そうなの?それは良かった!
無事に請求できて何より。あいつにはぜった払ってもらわないとね!なにかあったら連絡してきね!じゃあおやすみ〜。』
とだけ送った。
これで一悶着終わった感じかな?
お祝いにちょっと高い紅茶飲もうかな〜。
明日は休みだしゆっくりしよう!
そう決めて、夜ご飯とお風呂とスキンケアを済ませ、眠りについた。
16人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:チョコレート | 作成日時:2023年8月25日 0時