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26話 ページ26

Aはゴロゴロと喉を鳴らす猫を撫でながら、黒服の到着を待った



コンコン



「Aさん、異能特務化からの遣いで来ました」

「はーい」



Aは辻村に事前に用意してもらったリュックサックを背負って、扉を開けた



「準備はいいようですね。それでは行きましょう」



Aはコクッと頷いた



«言ってはダメ» «まだ戻れる»
«危険よ» «貴方はまだ生きなくちゃ»
«お願い、戻って⋯⋯»



Aは’またか’と思った。



まだ異能が制御しきれて居ないのか、たまにこういった声が聞こえることがある



まぁ、すぐに消えるのだが






この時、Aが気づいていたら何か変わっていたのだろうか




いいや、これは少女の『さだめ』覆ることはないのだ



疑いもせず、車に乗ったAをバックミラー越しに見つめ、口角を少し上げ、ニヤリと笑った




皆さんも薄々気づいているかもしれないが、この黒服基、男は異能特務化からの遣いではないのだ




一方、本物の黒服は途方に暮れていた



探偵事務所をノックしてかれこれ30分程経つのだが、全く返事がない



少女だと聞いていたため、時間がかかるのは仕方がないと最初は思っていたが



遅すぎる



失礼を承知で扉を開け、探してみるもいない



隠れている、もしくは寝ていると言うことも視野に入れて探してみたがいっこうに見つからない



「⋯⋯報告するか」



「坂口先輩、少女いません」

「⋯面白くない冗談ですね」

「本当にいません」

「くまなく探しました?」

「はい」

「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
「⋯それでは僕が猟犬に説明しておきますので、君は何か痕跡がないか調べてください」
「そして、呉々も綾辻先生には云わないでくださいね」
「⋯⋯殺されたくなければ」

「了解です⋯」



最後に爆弾発言を落とした自分の先輩と電話を終え、切実にこう思った


「今日、命日かもしれない」

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怜衣(プロフ) - りりり ( ´・ω・)(・ω・` )さん» コメントありがとうございます!コナンこ作品は消してしまったのですがブルーロックの作品はまだあるので読んでくださったら嬉しいです!!更新·····頑張ります! (2023年3月17日 6時) (レス) id: 2854e842d0 (このIDを非表示/違反報告)
りりり ( ´・ω・)(・ω・` )(プロフ) - コナンとブルロの小説も書かれているんですね!どちらも好きなので時間できたら拝見させていただこうと思っております… 改めてイベント参加ありがとうございました!これからも自分のペースで更新頑張ってください! (2023年3月17日 0時) (レス) @page33 id: e5e3b6af7f (このIDを非表示/違反報告)
りりり ( ´・ω・)(・ω・` )(プロフ) - 怜衣さん、イベント参加ありがとうございました!!来るの遅くなってしまいすみません!! 読んでてめちゃめちゃ楽しかったです!!ロリ主のはたぶん初めて読んだので新鮮でした…!登場キャラも多いしとても素晴らしい作品になっておりました…!! (2023年3月17日 0時) (レス) @page33 id: e5e3b6af7f (このIDを非表示/違反報告)
怜衣(プロフ) - 月さん» コメントありがとうございます!分かりみの極みです☺ (2023年2月19日 21時) (レス) id: 2854e842d0 (このIDを非表示/違反報告)
- やっぱりロリはいいですねぇ🥰 (2023年2月19日 20時) (レス) @page31 id: a2a6d177cc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:怜衣 | 作成日時:2022年9月3日 22時

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