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黒炎王の火炎ブレスは後発的に爆発する。フウカは爆風を利用して、着地時の衝撃を和らげようとしているのだ。
地面に着弾すると、そこから巨大な爆発が起こり、フウカは反対の方向に吹き飛ばされる。
「ッいって…。」
たくさんの擦り傷を作ったものの、骨が折れるなどの重傷には至らなかった。
一連の流れを間近で見ていた緑谷、蛙吹、峰田、死柄木は、何が起きたのか全く理解出来ていなかった。
しかし、「脳無が得体の知れない何かに吹き飛ばされた」という事実は、死柄木を苛立たせるには充分だった。
せっかく自分用のおもちゃが手に入ったというのに、こうもあっさり、偶然入った横槍にどうこうされてしまったことが許せなかった。
そして立て続けにやって来たのは、仲間からのゲームオーバー宣告。彼の機嫌は目に見えて悪くなっていた。ガリガリと激しく首を掻く。
ゲームオーバーだ、と壊れた人形のように繰り返し言うだけの存在と化した死柄木。
とうとう帰ろうと言い出した。
その一言に峰田は泣く程安堵する。さらっと蛙水の体を触ったことは許されないが。
だが、それも束の間の安息。
「けどもその前に、平和の象徴としての矜恃を少しでも、へし折ってから帰ろう！！」
蛙水の眼前に死柄木の手のひらが迫ってくる。
イレイザーの肘の皮膚が崩れていくのをその目でしっかり捉えていた緑谷は、その先にある最悪の未来を想定した。
もう、間に合わない。
「…本当、かっこいいぜ。イレイザーヘッド。」
けれども自らの担任は、余力を振り絞って手のヴィランを「視ていた」。
しかし、それも消せて3秒程度。
緑谷は咄嗟に手を出そうとする。
「少年、下がっていろ！！」
え、と声のした方を見ると、先程ゴア・マガラにしがみついていた女性、フウカが、ピッチングの姿勢を取っていた。
慌てて蛙水と峰田を引くと、彼女はさながらメジャーリーグのピッチャーのように大きく振りかぶって、音が鳴るほどの速度で右腕を振り下ろした。
ビュンッ！と音を立てて真っ直ぐ飛んで行った「それ」は、死柄木の首筋に着弾すると、パリン、と割れる。
瞬間、死柄木の動きは止まった。よく見ると人差し指が細かく痙攣しているのが分かる。
「対人間用に薄めた麻痺ビンだ。しばらくは動けまい。」
彼女が指と指の間に挟んだ細長いビンの中には、色とりどりの液体が入っていた。
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あずき(プロフ) - れうさん» れうさん、コメントありがとうございます！そうなんですよ。ブラキが初登場した3Gで4部とコラボしてるんですよね。コラボクエストのブラキはジョジョブラキなんて異名が付けられるほどの強さだったらしいので、是非出したいなという私情から出演して頂きました！ (2020年9月1日 23時) (
レス) id: 678c2a0d04 (このIDを非表示/違反報告)
れう(プロフ) - ジョジョ好きなんで最初見たとき「切れ方が仗助と一緒じゃw」って思って見てたら本当に仗助だったので笑いました！面白い作品で楽しませてもらってます！これからも頑張ってください！ (2020年9月1日 23時) (レス) id: 09b9274437 (このIDを非表示/違反報告)
キュラー(プロフ) - あーね！あいつなら怪談でてもおかしくないね！ (2020年5月5日 14時) (レス) id: 722c4617d7 (このIDを非表示/違反報告)
キュラー(プロフ) - 怪談、、、ねぇ、、、。うーーん、自分の考えでは〜〜〜、、、ナルガクルガ、、、かな？ (2020年5月5日 9時) (レス) id: 722c4617d7 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 楽しみにしています！(何か上からですみません) (2020年5月5日 3時) (レス) id: cddf2c714c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずき | 作成日時：2020年4月26日 13時
