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画面の向こうで会見を見ている出久も、固唾を呑んで見守る。
「何かあってからでは遅いですよ？」
フウカは依然として読めない表情をしている。対するイレイザーも真っ直ぐ前を見据えている。既に言うことは決まっているようだ。
一度息を吐いて、口を開いた。
「…今回の騒動、一部の報道局の方々が中継されていたと思います。どのタイミングまで撮影されていましたか？」
いきなり関係のなさそうな話を始めたイレイザー。怪訝な顔をしながらも、日ノ本テレビの記者が、彼女が救急隊に搬送されたところまで、と答える。
イレイザーは目を伏せ、そこまでなら十分です、と呟く。
「確かに、私の隣に座る彼女、フウカは絶対に異世界人である、という保証はありません。あの騒動も彼女が原因の可能性もある。彼女と出会って間もないのも事実。ですが…。」
そこでイレイザーは一度言葉を止め、目を開けた。
「私は、自分の命を狙ってきた相手の死を悼み、手を合わせられる人間に、そんな嘘がつけるとは思いません。」
イレイザーの眼には強い意志が宿っていた。
「ッそれでは根拠になっておりません！！彼女がモンスターを使役しているのは既に世間に知れ渡って」
「使役だと？」
記者のその言葉に、フウカは、今まで閉じていた瞼を開け、眼光を鋭く光らせた。
蛇に睨まれたよう、とはこの事だ。縫い合わせられたように口が開けなくなった。口元に浮かんでいたはずの笑みは影も形もなく。
「私は今の今まで、彼らのことを下 僕だの、召使いだの、駒だの、奴 隷だの何だのと思ったことは、ただの一度もない。」
部屋の気温が数度下がったような気がした。実際にはエアコンの設定温度は会見が始まった当初から変わっていない。
イレイザー、フウカの2人が放つ大きな圧。
「今は信じてもらわなくても構いません。いずれ、彼女が心で、行動で、結果で示します。」
皆様の信用に足る人物である、と。
「いや、私は別にそんな人物じゃないけどね。」
「お前ホントいい加減にしろ。」
こうして、終始グダグダの記者会見は幕を閉じた。
ここから、フウカとヒーロー達による1年弱の戦いが始まるのである。
「出久ー？ご飯できてるよ。」
「あ、うん…。」
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あずき(プロフ) - れうさん» れうさん、コメントありがとうございます！そうなんですよ。ブラキが初登場した3Gで4部とコラボしてるんですよね。コラボクエストのブラキはジョジョブラキなんて異名が付けられるほどの強さだったらしいので、是非出したいなという私情から出演して頂きました！ (2020年9月1日 23時) (
レス) id: 678c2a0d04 (このIDを非表示/違反報告)
れう(プロフ) - ジョジョ好きなんで最初見たとき「切れ方が仗助と一緒じゃw」って思って見てたら本当に仗助だったので笑いました！面白い作品で楽しませてもらってます！これからも頑張ってください！ (2020年9月1日 23時) (レス) id: 09b9274437 (このIDを非表示/違反報告)
キュラー(プロフ) - あーね！あいつなら怪談でてもおかしくないね！ (2020年5月5日 14時) (レス) id: 722c4617d7 (このIDを非表示/違反報告)
キュラー(プロフ) - 怪談、、、ねぇ、、、。うーーん、自分の考えでは〜〜〜、、、ナルガクルガ、、、かな？ (2020年5月5日 9時) (レス) id: 722c4617d7 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 楽しみにしています！(何か上からですみません) (2020年5月5日 3時) (レス) id: cddf2c714c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずき | 作成日時：2020年4月26日 13時
